トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker 運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

3.4.1 リクエストの監視間隔

環境変数 プロパティ 指定範囲 デフォルト値
なし。 vbroker.orb.htc.requestTimer 100〜1566848000 3000

ORBは一定間隔でリクエストの送信状態(QoS::RelativeRequestTimeoutPolicy)を確認します。この機能は,この間隔をミリ秒単位で設定します。

注意事項
  • プロパティvbroker.orb.htc.requestTimerに設定した監視間隔分,QoS::RelativeRequestTimeoutPolicyによるタイムアウト発生が間延びすることがあります。
  • プロパティvbroker.orb.htc.requestTimerに小さ過ぎる値を設定すると,CPUの占有率が高くなることが要因となって,性能が劣化するおそれがあります。
  • ORBプロパティvbroker.orb.fragmentSizeを同時に設定した場合,RelativeRequestTimeoutの検知に時間が掛かることがあります。
  • 指定範囲外の値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。

使用言語
Java ORB限定