トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker 運用ガイド

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2.12.1 メモリ所要量

ORBのトラブルシュート機能を使用するときのメモリ所要量を次の表に示します。

表2-15 ORBのトラブルシュート機能を使用するときのメモリ所要量

項番 項目 メモリ所要量(バイト)
1 モジュールトレースの取得

32ビット用OSの場合
Java ORB
16×<環境変数HVI_MTRENTRYCOUNTの値>+15,360
C++ ORB
32×<環境変数HVI_MTRENTRYCOUNTの値>+15,360

64ビット用OSの場合
Java ORB
32×<環境変数HVI_MTRENTRYCOUNTの値>+15,360
C++ ORB
48×<環境変数HVI_MTRENTRYCOUNTの値>+15,360
2 エラーログの取得 8,192
3 通信トレースの取得

32ビット用OSの場合
Java ORB
32×<環境変数HVI_COMTENTRYCOUNTの値>+15,3360
C++ ORB
24×<環境変数HVI_COMTENTRYCOUNTの値>+15,3360

64ビット用OSの場合
Java ORB
40×<環境変数HVI_COMTENTRYCOUNTの値>+15,360
C++ ORB
24×<環境変数HVI_COMTENTRYCOUNTの値>+15,360
4 メッセージログの取得 8,192
5 ネーミングサービス名前空間情報ログの取得 208×<登録するコンテキストの数>+104×<登録するオブジェクトの数>+8,192

UNIXの場合,モジュールトレースの取得はヒープメモリを使用しています。ヒープメモリが不足したときにはアプリケーションが異常終了するなど,動作が不安定になります。データサイズはモジュールトレースのサイズとプロセスで使用するデータのサイズを考慮して,limitコマンドなどで設定してください。