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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引


7.7 データベースへのアクセス権限を付与する(PostgreSQLの場合)

業務アプリケーションが接続するためのユーザに,ワーク管理データベースのテーブルやインデクスなどへアクセスするための権限を付与します。ワーク管理データベースのテーブルやインデクスを作成したユーザと,業務アプリケーションが接続するためのユーザとが異なっている場合に,アクセス権限を付与する必要があります。ワーク管理データベースのテーブルやインデクスを作成したユーザと同じユーザを使用する場合は,アクセス権限の付与は不要です。

操作手順

  1. テキストエディタを使用して,SQLスクリプトファイル中の文字列を編集する。

    ■対象のSQLスクリプトファイル

    • <CSCIWのインストールディレクトリ>/sql/granttable_postgresql.sql

    • <CSCIWのインストールディレクトリ>/sql/granttableex_postgresql.sql

    表7‒6 アクセス権限を付与する際に書き換えが必要なSQLスクリプトファイル中の文字列(PostgreSQLの場合)

    項番

    書き換えが必要な文字列

    書き換える内容

    1

    <SCHEMANAME>

    CSCIWの管理用のスキーマ名

    ワーク管理データベースのテーブルやインデクスを作成したスキーマ名に置換してください。

    2

    <SYSTEMID>

    システムID

    ワーク管理データベースを一意に識別するためのシステムIDに置換してください。システムIDに指定できる文字は,半角英大文字で始まる半角英大文字および半角数字で,5文字以内です。

    3

    <USERNAME>

    業務アプリケーション用のユーザ名

    業務アプリケーションが接続するためのユーザ名に置換してください。

  2. psqlコマンドを使用して,編集したSQLスクリプトファイルを実行する。

    編集したSQLスクリプトファイルを実行すると,アクセス権限が付与されます。SQLスクリプトファイルの実行方法は,ワーク管理データベースを作成するときと同じです。

  3. 業務アプリケーションが接続するためのユーザに,スキーマに対するUSAGE権限を付与する。

    なお,スキーマが「public」,または接続ユーザがオーナーの場合は,スキーマに対する権限の付与は不要です。

    ユーザ名に,スキーマ名に対するUSAGE権限を付与するSQLコマンドの指定形式を次に示します。

    GRANT USAGE ON SCHEMA スキーマ名 TO ユーザ名;