Hitachi

uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow ビジネスプロセス開発ガイド


1.2.2 業務システムの開発の中でCSCIW-Definerを使用する作業

ワーク管理システムによる業務システムの開発の流れとCSCIW-Definerを使用する範囲を次の図に示します。

図1‒3 ワーク管理システムによる業務システムの開発の流れとCSCIW-Definerを使用する範囲

[図データ]

<説明>
  1. ワーク管理システムで業務を運用するための計画

    ワーク管理システムで運用しようとする業務について,作業内容や作業の流れを明確にし,運用計画を立案します。

  2. ビジネスプロセスと業務システムの設計

    業務の実例(ビジネスインスタンス)を案件として抽出し,案件単位にビジネスプロセスを切り出します。次に,ビジネスプロセスを構成する業務状態,業務状態ごとに実行する作業,および作業を処理する担当者を割り当てるルール(振り分けルール)を明確にします。また,運用に必要な業務プログラムやデータベースを設計します。

  3. ビジネスプロセスの定義

    2.で明確にした業務ステップ,作業,および振り分けルールを基にビジネスプロセスを定義します。定義には,CSCIW-Definerを使用します。

  4. ビジネスプロセスの登録,業務プログラムおよびデータベースの開発

    3.で定義したビジネスプロセスをワーク管理システムに登録します。登録には,CSCIW-DefinerまたはCSCIWのコマンドを使用します。また,2.で設計した内容を基に,業務プログラムやデータベースを開発し,テストします。

  5. 業務システムの稼働

    4.で作成した環境下で,ビジネスプロセスを稼働させます。

  6. 業務システムの運用および管理

    CSCIWの案件運用操作またはコマンドで,業務システムを運用および管理します。