6.3.1 作業の状態
作業の状態と遷移を次に示します。
作業の状態を次に示します。
- 初期
-
作業が生成されたときの初期の状態です。
- 実行開始可能
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作業が実行できる状態です。
作業が「実行開始可能」状態へ遷移した時点で,作業者への割り当て(リソースセレクション)は実行済みです。このため,作業者からは実行開始可能な作業として見えます。
なお,「実行開始可能」状態の場合,作業の評価および作業者振り分けルールの再評価ができます。
- 実行中
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作業が実行されている状態です。
「実行中」状態とは,「自動実行」状態および「作業者実行」状態を指します。
- 自動実行
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作業が自動的に実行されている状態です。
組み込み作業など,ワーク管理システムが制御する作業が実行されていることを示します。
なお,「自動実行」状態の場合,作業の評価ができます。
- 作業者実行
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作業者が作業を実行している状態です。
人的リソースによる作業の実行など,ワーク管理システムの外部リソースによって作業が実行されていることを示します。作業者が「実行開始可能」状態の作業に着手すると,作業は「作業者実行」状態へ遷移します。
なお,「作業者実行」状態の場合,作業の評価および作業者振り分けルールの再評価ができます。
- 実行開始不可
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業務ステップが「実行停止」状態のため,作業を開始または着手できない状態です。業務ステップが「実行停止」状態へ遷移した場合に,業務ステップに含まれるすべての「未実行」状態の作業は「実行開始不可」状態へ遷移します。
なお,作業が「実行開始不可」状態の場合は,作業者振り分けルールの再評価ができます。
- 実行停止
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作業の実行が中断された一時停止の状態です。
作業実行の一時停止を,その作業の作業者へ要求する場合に,APIによって,「実行停止」状態への遷移要求を出します。
なお,作業が「実行停止」状態の場合,作業者振り分けルールの再評価ができます。
- 実行省略
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作業が何も実行されないで完了した状態です。
「未実行」状態の作業を含む業務ステップが「完了」状態になった場合,この作業は「実行省略」状態になります。
また,発生と同時に作業の完了条件が満たされた場合,作業は「実行省略」状態になります。
- 実行取消
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作業の実行が取り消された状態です。
「実行中」状態の作業を含む業務ステップが「完了」状態になった場合に,この作業は「実行取消」状態になります。
- 実行済
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ワーク管理システムまたは作業者によって,作業が実行され,完了した状態です。
「自動実行」状態の作業の場合,作業の完了条件が満たされると「実行済」状態になります。
また,「作業者実行」状態の作業の場合,作業者(外部リソース)によって作業が完了されたときに「実行済」状態になります。
- 強制終了
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作業が強制的に終了された状態です。
APIによって強制終了が要求された場合 ,作業は「強制終了」状態になります。
また,作業を含む業務ステップが「強制終了」状態になった場合,この作業は「強制終了」状態になります。
なお,強制終了された作業が含まれる業務ステップは,完了条件が評価されません。この場合は,業務ステップを直接完了させるか,またはCIWActivityInstance#evaluate()を使用して業務ステップの完了条件を評価し,業務ステップの完了または作業の再作成をしてください。作業を再作成する場合は,作業の発生条件および完了条件を適切に定義してください。