付録C.2 業務ステップの状態遷移
- 〈この項の構成〉
(2) 業務ステップの状態
業務ステップの状態について次の表に示します。
(3) 業務ステップの遷移
業務ステップの遷移について次の表に示します。
遷移種別 |
要因 および 動作 |
説明 |
---|---|---|
生成 |
要因 |
|
動作 |
業務ステップを「初期」状態で生成します。 |
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活性化 (activate) |
要因 |
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動作 |
業務ステップを「実行開始可能」状態へ遷移させます。そのあと,続けて次に示す状態遷移を行います。
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|
開始 (start) |
要因 |
業務ステップが「実行開始可能」状態へ遷移したときに,案件が「実行中」状態の場合 |
動作 |
業務ステップを「実行中」状態へ遷移させ,そのあと業務ステップの評価処理を行います。 |
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中断 (suspend) |
要因 |
API呼び出しによる遷移要求 |
動作 |
業務ステップを「実行停止」状態へ遷移させます。 業務ステップを「実行停止」状態へ遷移させると同時に,対象となる業務ステップに含まれるすべての「未実行」状態の作業を「実行開始不可」状態へ遷移させます。 |
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再開 (resume) |
要因 |
API呼び出しによる遷移要求 |
動作 |
業務ステップを「実行中」状態へ遷移させ,そのあと業務ステップの評価処理を行います。 業務ステップを「実行中」状態へ遷移させると同時に,対象となる業務ステップに含まれるすべての「実行開始不可」状態の作業を「未実行」状態へ遷移させます。 |
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業務ステップ完了 (activity completed) |
要因 |
|
動作 |
業務ステップを「遷移可」状態へ遷移させます。 業務ステップを「遷移可」状態へ遷移させると同時に,対象となる業務ステップに含まれる作業に対して次に示す処理を行います。
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実行開始可 (enable) |
要因 |
案件の「再開」状態への遷移 |
動作 |
業務ステップを「実行開始可能」状態へ遷移させ,そのあと続けて「実行中」状態へ遷移させます。 |
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実行開始不可 (disable) |
要因 |
業務ステップが「実行開始可能」状態へ遷移したときに,案件が「実行停止」状態の場合 |
動作 |
業務ステップを「実行開始不可」状態へ遷移させます。 |
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フロー遷移 (transit) |
要因 |
次の業務ステップへのフロー遷移処理時。 ただし,次のどちらかの場合はフロー遷移しません。
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動作 |
業務ステップを「遷移済」状態へ遷移させます。 |
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実行省略 (skip) |
要因 |
案件の「完了」状態への遷移時(「案件完了」),および案件の完了時(シンクノードへの到達など)に,業務ステップが「初期」状態の場合 |
動作 |
業務ステップを「実行省略」状態へ遷移させます。 |
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強制終了 (terminate) |
要因 |
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動作 |
業務ステップを「強制終了」状態に遷移させます。 業務ステップを「強制終了」状態に遷移させると同時に,対象となる業務ステップに含まれる「終了」状態以外のすべての作業を強制終了させます。 |
業務ステップの遷移時に設定する属性について次の表に示します。
- (凡例)
-
○:設定します。
−:設定しません。
N:nullを設定します。
- 注※1
-
子業務ステップの場合は,生成ルールが返した値を設定します。
子業務ステップ以外の場合は,nullを設定します。
- 注※2
-
遷移先の状態を設定します。
- 注※3
-
遷移が行われた時刻を設定します。
- 注※4
-
開始(start)時は次の条件で設定します。
- 処理期限ルールが定義されていない場合
-
値を設定しません。生成時の値のままです。
- 処理期限ルールが定義されている場合
-
処理期限ルールの評価結果を設定します。
- 注※5
-
Priorityには案件のPriorityの値を設定します。