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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow システム構築・運用ガイド


付録H.20 グループまたはref識別子の登録例

アプリケーション呼び出し制御情報のグループまたはref識別子を登録する例を示します。

グループおよびref識別子の構成は次の図のとおりです。ref識別子共通設定は使用しない(属するref識別子がない)ものとします。

図H‒23 グループおよびref識別子の構成

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) グループまたはref識別子を登録する

ciwmngapコマンドの実行例(登録)

グループまたはref識別子を登録するには,アプリケーション呼び出し制御情報ファイルを作成し,ciwmngapコマンドを実行します。

  1. アプリケーション呼び出し制御情報ファイルを作成します。このファイルには登録するグループまたはref識別子ごとに実行間隔などを指定します。

    #UPDATEOPTION,TYPE,ID,EXECUTEINTERVAL,RETRYINTERVAL,RETRYCOUNT,WORKITEMMAX,RECOVERYTIME
    U,grp,GrpA,120,300,0,10000,1500
    U,grp,GrpB,120,300,0,10000,1500
    U,ope,Ref5,30,60,1,200,1500
    U,ope,Ref6,60,120,1,200,1500
    #U,ope,(Common),300,300,0,10000,1500

    1項目:登録する場合は「U」固定

    2項目:グループの場合は「grp」固定

       RESTアプリケーション呼び出しのref識別子の場合は「ope」固定

    3項目:グループ名またはref識別子を指定

    4項目以降:実行間隔(EXECUTEINTERVAL)などを指定

  2. ciwmngapコマンドを実行します。

    ciwmngap -sid <システムID> -chg -apdf <1.で作成したファイルのパス>

    ciwmngapコマンドの詳細については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」の「ciwmngap(アプリケーション呼び出し制御情報の管理)」を参照してください。

ciwmngapgrpコマンドの実行例(関連づけ)

グループとref識別子を関連づけるには,アプリケーション呼び出しグループ定義ファイルを作成し,ciwmngapgrpコマンドを実行します。

  1. アプリケーション呼び出しグループ定義ファイルを作成します。このファイルにはグループと関連づけるref識別子を指定します。

    #UPDATEOPTION,TYPE,ID,GROUPNAME
    U,ope,Ref1,GrpA
    U,ope,Ref2,GrpA
    U,ope,Ref3,GrpB
    U,ope,Ref4,GrpB

    1項目:関連づける場合は「U」固定

    2項目:RESTアプリケーション呼び出しのref識別子の場合は「ope」固定

    3項目:グループと関連づけるref識別子を指定

    4項目:グループ名を指定

  2. ciwmngapgrpコマンドを実行します。

    ciwmngapgrp -sid <システムID> -chg -apgf <1.で作成したファイルのパス>

    ciwmngapgrpコマンドの詳細については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」の「ciwmngapgrp(アプリケーション呼び出しグループの管理)」を参照してください。

(2) グループまたはref識別子を削除する

ciwmngapコマンドの実行例(削除)

グループまたはref識別子を削除するには,アプリケーション呼び出し制御情報ファイルを作成し,ciwmngapコマンドを実行します。

  1. アプリケーション呼び出し制御情報ファイルを作成します。このファイルには削除するグループまたはref識別子を指定します。

    #UPDATEOPTION,TYPE,ID
    D,grp,GrpA
    D,grp,GrpB
    D,ope,Ref5
    D,ope,Ref6

    1項目:削除する場合は「D」固定

    2項目:グループの場合は「grp」固定

       RESTアプリケーション呼び出しのref識別子の場合は「ope」固定

    3項目:グループ名またはref識別子を指定

    4項目以降:削除する場合は指定不要

  2. ciwmngapコマンドを実行します。

    ciwmngap -sid <システムID> -chg -apdf <1.で作成したファイルのパス>

    ciwmngapコマンドの詳細については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」の「ciwmngap(アプリケーション呼び出し制御情報の管理)」を参照してください。

ciwmngapgrpコマンドの実行例(関連づけを解除)

グループとref識別子の関連づけを解除するには,アプリケーション呼び出しグループ定義ファイルを作成し,ciwmngapgrpコマンドを実行します。

  1. アプリケーション呼び出しグループ定義ファイルを作成します。このファイルにはグループとの関連づけを解除するref識別子を指定します。

    #UPDATEOPTION,TYPE,ID
    D,ope,Ref1
    D,ope,Ref2
    D,ope,Ref3
    D,ope,Ref4

    1項目:関連づけを解除する場合は「D」固定

    2項目:RESTアプリケーション呼び出しのref識別子の場合は「ope」固定

    3項目:関連づけを解除するref識別子を指定

    4項目:関連づけを解除する場合は指定不要

  2. ciwmngapgrpコマンドを実行します。

    ciwmngapgrp -sid <システムID> -chg -apgf <1.で作成したファイルのパス>

    ciwmngapgrpコマンドの詳細については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」の「ciwmngapgrp(アプリケーション呼び出しグループの管理)」を参照してください。