8.7.2 ログファイル名の可変部分について
CSCIWのログファイル(メッセージファイルおよびトレースファイル)は,ファイル名に可変部分としてロックIDや通番を含むものがあります。監視対象のCSCIWのライブラリのメッセージファイル名は次の命名規則になります。
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ラップアラウンドモードの場合:CIW<システムID>_<ロックID>_MSG_<通番>.log
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シフトモードの場合:CIW<システムID>_<ロックID>_MSG.log
JP1で監視対象として指定するログファイル名は,ロックIDや通番を含めてログファイル名を固定名称にする必要があります。
例えば,ラップアラウンドモードで,システムID=SID,面数=2面,プロセスを最大4個起動する場合,次の8個のログファイル名を指定する必要があります。
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CIWSID_1001_MSG_1.log
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CIWSID_1001_MSG_2.log
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CIWSID_1002_MSG_1.log
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CIWSID_1002_MSG_2.log
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CIWSID_1003_MSG_1.log
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CIWSID_1003_MSG_2.log
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CIWSID_1004_MSG_1.log
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CIWSID_1004_MSG_2.log
(1) ロックID
ロックIDは次の規則に従って割り当てられます。
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次のプロセスを1つ起動するとロックIDが1つ割り当てられ,プロセスを停止するとロックIDは未使用になります。
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J2EEサーバ(CSCIWManagementServerを配備したJ2EEサーバ)
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Javaアプリケーション(CSCIWのAPIを使用したJavaアプリケーション)
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プロセスを起動すると,1001から+1ずつ昇順に未使用のロックIDを探し,最も小さい未使用のロックIDが割り当てられます。
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ロックIDの最大値は「1000+プロセスの最大同時起動数」となります。例えば,プロセスの最大同時起動数が,J2EEサーバ2プロセス,Javaアプリケーション2プロセスの場合,ロックIDは1001〜1004が割り当てられます。
- メモ
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特定のロックIDが特定のプロセスと紐づくことはありません。例えば,ある時点でロックIDの割り当てが「J2EEサーバのロックID=1001,JavaアプリケーションのロックID=1002」になった場合でも,その後,プロセスの起動と停止をすると,ロックIDの割り当てが「J2EEサーバのロックID=1002,JavaアプリケーションのロックID=1001」に変わることがあります。
(2) 通番
ラップアラウンドモードのログファイル名の通番は1〜出力面数の値がローテーションして割り当てられます。例えば,ライブラリのメッセージファイル名の通番は1〜MsgFileNum(セットアッププロパティファイルのキー)の値が割り当てられます。