6.1.6 DBMSの格納領域の変更(PostgreSQLの場合)
DBMSの機能を利用してテーブル空間やスキーマを変更する方法を示します。
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すべてのデータをファイルにコピーする
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すべてのテーブル・インデクス・ビューを削除する
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すべてのテーブル・インデクス・ビューを再作成する
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すべてのデータをファイルからコピーする
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DBMSへの接続先情報を変更する
詳細な変更方法を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) すべてのデータのファイルへのコピー
すべてのデータをファイルにコピーするには,psqlコマンドで,テーブルごとに次のSQLを実行します。psqlコマンドの使用方法については,PostgreSQLのマニュアルを参照してください。
COPY <スキーマ名.テーブル名> TO '<ファイル名>';
(2) すべてのテーブル・インデクス・ビューの削除
psqlコマンドで削除用のSQLスクリプトファイルを実行してください。実行方法は,「5.4.4(1) ワーク管理データベースの削除(PostgreSQLの場合)」を参照してください。
(3) すべてのテーブル・インデクス・ビューの再作成
テーブル・インデクス・ビューを再作成するには,次に示すSQLスクリプトファイルを編集します。
<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/createtable_postgresql.sql <CSCIWインストールディレクトリ>/sql/createtableex_postgresql.sql※
- 注※
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アプリケーション呼び出しサービスを使用する場合だけ編集してください。
再作成用に編集したSQLスクリプトファイルは,psqlコマンドを使用して実行します。psqlコマンドに編集したSQLスクリプトファイルを指定し,実行することで,すべてのテーブル・インデクス・ビューを再作成できます。psqlコマンドの使用方法については,「4.3.5(1)(b) SQLスクリプトファイルの実行」を参照してください。
(4) すべてのデータのファイルからのコピー
すべてのデータをファイルからコピーするには,psqlコマンドで,テーブルごとに次のSQLを実行します。
COPY <スキーマ名.テーブル名> FROM '<ファイル名>';
なお,psqlコマンドにログインする際に使用するDBユーザは,スーパーユーザである必要があります。psqlコマンドや,COPY文の詳細は,PostgreSQLのマニュアルを参照してください。
(5) DBMSへの接続先情報の変更
ユーザまたはスキーマを変更した場合は,変更後のユーザまたはスキーマで接続できるユーザおよびパスワードに変更する必要があります。
変更方法については,「6.1.2 接続先DBMSの変更」を参照してください。