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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow システム構築・運用ガイド


付録H.1 アプリケーション呼び出しまでの処理の流れ

アプリケーション呼び出しが行われるまでの処理の流れを説明します。

〈この項の構成〉

(1) CSCIWのライブラリの処理の流れ

アプリケーション呼び出しサービスの処理対象の作業が,作業テーブルに追加されるまでのCSCIWのライブラリの処理の流れを,次の図に示します。

図H‒1 CSCIWのライブラリの処理の流れ

[図データ]

<説明>

業務アプリケーションまたはアプリケーション呼び出しサービスが,アプリケーション呼び出しサービスの処理対象の作業の1つ前の作業に対して遷移要求すると,CSCIWのライブラリは案件を遷移させます(図中の「案件遷移」)。

その際,CSCIWのライブラリは,アプリケーション呼び出しサービスの処理対象の作業(図では作業ID=101の作業)を作業テーブルに追加します。また,作業の作業者IDに「IWTOPE_ref1を設定します。

注※

ref識別子が「ref1」の場合の例です。

(2) アプリケーション呼び出しサービスの処理の流れ

アプリケーション呼び出しサービスの処理の流れを,次の図に示します。

図H‒2 アプリケーション呼び出しサービスの処理の流れ

[図データ]

<説明>

アプリケーション呼び出しサービスは,定期的に次の1.〜3.の処理を行います。

  1. 処理対象のref識別子を決め,そのref識別子を持つ作業を作業テーブルから検索します。図の例では,次の条件で検索しています。

    ・ref識別子:ref1

    ・状態:「実行開始可能(ready)」

    ・作業者ID:IWTOPE_ref1

  2. 作業(図の例では作業ID=101の作業)が見つかった場合,ref識別子に対応するアプリケーション呼び出し情報ファイルに従い,RESTアプリケーションの呼び出しを行います。

  3. RESTアプリケーションの呼び出しが成功すると,アプリケーション呼び出しサービスは,作業の状態を「実行開始可能(ready)」から「実行済(executed)」に変更します。