8.2.3 snapshotログの収集
Cosminexusには，アプリケーションサーバの障害発生時に，スレッドダンプや性能解析トレース，各種構成ソフトウェアのログを自動的に収集し出力するsnapshotログがあります。snapshotログ情報については，マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守／移行編」の「snapshotログの収集」の説明を参照してください。
CSCIWの出力するメッセージ・トレースファイル，設定情報をsnapshotログの対象とすることで，障害発生時にCSCIWの稼動情報が自動的に収集されるようになります。
- 〈この項の構成〉
(1) snapshot収集定義ファイル
CSCIWでは，メッセージ・トレースファイルの容量が大きくなるおそれがあるため，一次収集資料は取得せず，二次収集資料としてCSCIWのメッセージ・トレースファイル，設定情報を収集することを推奨します。
snapshotログ収集対象を記載する収集対象定義ファイルを次に示します。
|
ファイル名 |
ファイルパス |
内容 |
|---|---|---|
|
snapshotlog.conf |
|
一次送付資料として取得する内容 |
|
snapshotlog2.conf |
|
二次送付資料として取得する内容 |
(2) 収集対象
実行環境と開発環境のsnapshotログ収集対象を次に示します。
|
情報 |
実行環境 |
開発環境 |
|---|---|---|
|
CSCIW環境設定ファイル |
○ |
○ |
|
CSCIWメッセージ・トレースファイル |
○ |
○ |
|
CSCIWエラートレースファイル |
○ |
○ |
|
CSCIW-Definer環境設定ファイル |
× |
○ |
|
CSCIW-Definerメッセージ・トレースファイル |
× |
○ |
|
eclipse稼動情報ログ |
× |
○ |
- 重要
-
収集対象一覧に示した資料以外は，収集対象外となるため，障害発生時に別途収集する必要があります。
(3) 記述例
snapshotログ収集対象定義ファイルに，実行環境と開発環境の収集対象を追加する例を次に示します。
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項目 |
インストール先ディレクトリ・設定値 |
|---|---|
|
CSCIWインストール先 |
|
|
CSCIW_HOME |
|
|
CSCIW_CONF_DIR |
|
|
CSCIWログ出力先 |
|
|
CSCIW-Definerインストール先 |
|
|
CSCIW-Definerログ出力先 |
|
|
eclipseワークスペース |
|
二次収集対象定義ファイル（snapshotlog2.conf）への記述例を次に示します。
-
Windowsの場合
CSCIW環境設定ファイルを収集する場合
C:/Program Files/HITACHI/CSCIW/conf/.+
CSCIWメッセージ・トレースファイル，CSCIWエラートレースファイルを収集する場合
C:/Program Files/HITACHI/CSCIW/log/.+
CSCIW-Definer環境設定ファイルを収集する場合
C:/Program Files/HITACHI/CSCIWBP/conf/.+
CSCIW-Definerメッセージ・トレースファイルを収集する場合
C:/Program Files/HITACHI/CSCIWBP/log/.+
eclipse稼動情報ログを収集する場合
C:/eclipse/workspace/\.metadata/.+
-
UNIXの場合
CSCIW環境設定ファイルを収集する場合
/opt/hitachi/CSCIW/conf/.+
CSCIWメッセージ・トレースファイル，CSCIWエラートレースファイルを収集する場合
/opt/hitachi/CSCIW/log/.+
- 重要
-
-
ディレクトリのセパレータは"/"で記載してください。（OS共通）
-
".+"（ピリオド，プラス）は，ディレクトリ直下の全ファイルが収集対象となることを表します。
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"\"はエスケープ文字です。
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収集対象のファイル名に日本語が含まれている場合，収集後のファイル名が文字化けしますが，ファイルの内容に影響はありません。
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