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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow システム構築・運用ガイド


4.3.4 ワーク管理データベースの環境設定(SQL Serverの場合)

〈この項の構成〉

(1) ワーク管理データベースの作成(SQL Serverの場合)

ワーク管理データベースのテーブルやインデクスをSQL Serverに作成する方法について説明します。

テーブルやインデクスは,SQLスクリプトファイルを使用して作成してください。

(a) SQLスクリプトファイルの編集

テーブルやインデクスは,次に示すSQLスクリプトファイルを編集して作成します。

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/createtable_sqlserver.sql

SQLスクリプトファイル中の文字列を,テキストエディタを使用してワーク管理データベース用に書き換えてください。テーブルやインデクスを作成する際にSQLスクリプトファイルの書き換えが必要な文字列,および書き換える内容を次に示します。

表4‒8 テーブルやインデクスの作成時に書き換えが必要なSQLスクリプトファイル中の文字列(SQL Serverの場合)

書き換えが必要な文字列

書き換える内容

<SYSTEMID>

システムID

ワーク管理データベースを一意に識別するためのシステムIDに置換してください。システムIDに指定できる文字は,半角英大文字で始まる半角英大文字および半角数字で,5文字以内です。

<FILEGROUP>

テーブルを格納するファイルグループ

ワーク管理データベースのテーブルを格納するファイルグループに置換してください。

<INDEXFILEGROUP>

インデクスを格納するファイルグループ

ワーク管理データベースのインデクスを格納するファイルグループに置換してください。

なお,テーブルごとに格納先のファイルグループを変えて指定するなど,格納するファイルグループをカスタマイズできます。ファイルグループの指定方法については,SQL Serverのマニュアルを参照してください。

重要

CSCIWでは,文字コードの照合順序が決まっています。照合順序は,SQLスクリプトファイル中に「<コード部>_CS_AS_KS_WS」の形式で設定されています。「_CS_AS_KS_WS」の部分は変更しないでください。なお,コード部(例えば,「Japanese_CS_AS_KS_WS」の「Japanese」の部分)は,変更しても照合順序に影響しません。必要に応じて書き換えてください。

(b) SQLスクリプトファイルの実行

編集したSQLスクリプトファイルを,sqlcmdユティリティを使用して実行します。

sqlcmdユティリティに編集したSQLスクリプトファイルを指定し,実行することで,接続するユーザのスキーマにテーブルを作成できます。sqlcmdユティリティの使用方法については,SQL Serverのマニュアルを参照してください。

sqlcmdユティリティの指定例を次に示します。

sqlcmd -U <接続ユーザ名>
       -P <パスワード>
       -i <編集したSQLスクリプトファイルの絶対パス>

接続ユーザ名には,次に示す権限がすべて与えられているユーザを指定してください。

  • CONNECT権限

  • CREATE TABLE権限

  • CREATE VIEW権限

  • CONTROL権限

(2) データベースへのアクセス権限の付与(SQL Serverの場合)

ワーク管理データベースのテーブルやインデクスを作成したユーザと,業務アプリケーションが接続するためのユーザとが異なっている場合,業務アプリケーションが接続するためのユーザに,ワーク管理データベースのテーブルやインデクスなどへアクセスするための権限を与える必要があります。

アクセス権限を付与する方法について説明します。

アクセス権限は,SQLスクリプトファイルを使用して付与してください。

(a) SQLスクリプトファイルの編集

アクセス権限は,次に示すSQLスクリプトファイルを編集して付与します。

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/granttable_sqlserver.sql

SQLスクリプトファイル中の文字列を,テキストエディタを使用してワーク管理データベースへアクセスできるように書き換えてください。アクセス権限を付与する際にSQLスクリプトファイルの書き換えが必要な文字列,および書き換える内容を次に示します。

表4‒9 アクセス権限を付与する際に書き換えが必要なSQLスクリプトファイル中の文字列(SQL Serverの場合)

書き換えが必要な文字列

書き換える内容

<SCHEMANAME>

CSCIWの管理用のスキーマ

ワーク管理データベースのテーブルやインデクスを作成したスキーマに置換してください。

<SYSTEMID>

システムID

ワーク管理データベースを作成した際に設定したシステムIDに置換してください。

<USERNAME>

業務アプリケーション用のユーザ

業務アプリケーションが接続するためのユーザに置換してください。

(b) SQLスクリプトファイルの実行

編集したSQLスクリプトファイルを,sqlcmdユティリティを使用して実行します。

sqlcmdユティリティに編集したSQLスクリプトファイルを指定し,実行することで,アクセス権限を付与できます。sqlcmdユティリティの使用方法については,SQL Serverのマニュアルを参照してください。