Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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csmlslocationサービスアダプタまたはビジネスプロセスの情報の表示

形式

 
csmlslocation [<HCSCサーバ名>]
              {{-a <サービスID>|-t <サービス名>}
                |-k {adp|bp|sg}
                |-all}
              [{-l|-r}]
              [-u <DBユーザID> [-p <DBパスワード>]]
 

機能

配備したサービスアダプタまたはビジネスプロセスの情報を表示します。HCSCサーバが停止している場合でも表示できます。

引数

<HCSCサーバ名> 〜<英数字およびアンダーライン(_)> ((1−8文字))

自HCSCサーバ名を指定します。CSM_SV_NAME環境変数にHCSCサーバ名を設定すると,このオプションの指定を省略できます。

-a <サービスID> 〜<英数字およびアンダーライン(_)> ((8文字以内))

情報を表示するサービスアダプタのサービスID,またはビジネスプロセスのサービスIDを指定します。このオプションを指定した場合に該当する情報が存在しないときは,エラーになります。

-t <サービス名> 〜<XMLスキーマのNCName型の文字列> ((1−64バイト))

情報を表示するサービス名(アダプタのサービス名,ビジネスプロセス名)を指定します。このオプションを指定した場合に該当する情報が存在しないときは,エラーになります。

-k {adp|bp|sg}

情報一覧を絞り込む種別を指定します。このオプションを指定した場合に該当する情報が存在しないときは,エラーになります。

-all

HCSCサーバに登録されているすべてのサービスアダプタまたはビジネスプロセスの一覧を表示します。このオプションを指定した場合に該当する情報が存在しないときは,情報は表示されません。

-l

自HCSCサーバに配備されているサービスアダプタまたはビジネスプロセスの情報を表示します。-kオプションでadpまたはbpを指定した場合,および-allオプションを指定した場合にだけ有効になります。なお,-aオプション,-tオプション,および-kオプションでsgをあわせて指定した場合は無効になります。

-r

自HCSCサーバと連携しているサービスアダプタまたはビジネスプロセスの情報を表示します。-kオプションでadpまたはbpを指定した場合,および-allオプションを指定した場合にだけ有効になります。なお,-aオプション,-tオプション,および-kオプションでsgオプションをあわせて指定した場合は無効になります。

-u <DBユーザID>

HCSCサーバで使用しているデータベースのユーザIDを指定します。次の場合は,このオプションを指定しても無効になります。

HCSCサーバが停止している場合は,必ずこのオプションを指定します。ただし,次の場合は,このオプションを省略できます。

また,HCSCサーバが停止している場合でも,データベースの設定で認証が必要ないときは,このオプションを指定しないでください。

-p <DBパスワード>

HCSCサーバで使用しているデータベースのパスワードを指定します。次の場合は,このオプションを指定しても無効になります。

HCSCサーバが停止している場合は,必ずこのオプションを指定します。ただし,次の場合は,このオプションを省略できます。

また,HCSCサーバが停止している場合でも,データベースの設定で認証が必要ないときは,このオプションを指定しないでください。

表示形式

 
HCSCServerName:HCSCサーバ名
ClusterName:クラスタ名
ServiceName:サービスアダプタまたはビジネスプロセス名
ServiceKind:サービスアダプタまたはビジネスプロセスの種別
AdapterName:サービスアダプタまたはビジネスプロセスのサービスID
ServiceProtocolKind:サービスアダプタの種類
ServiceStatus:サービスアダプタまたはビジネスプロセスの状態
EntryTime:サービスアダプタまたはビジネスプロセスの配備時刻
AdapterLocalCall:ローカルキュー使用指定
BPOperationName:ビジネスプロセスのオペレーション名
BPRequestFormatID:ビジネスプロセスの要求電文フォーマットID
BPResponseFormatID:ビジネスプロセスの応答電文フォーマットID
ModifiedTime:サービスアダプタまたはビジネスプロセスの更新時刻
Version:ロケーションのバージョン番号
Revision:ロケーションのリビジョン番号
 

注 表示するエントリが複数ある場合,エントリごとに改行で区切ります。


説明

表示項目 説明
HCSCServerName 情報を取得したHCSCサーバ名を示します。
ClusterName サービスアダプタまたはビジネスプロセスが配備されているクラスタ名を示します。
ServiceName サービスアダプタまたはビジネスプロセス名を示します。
ServiceKindで示される種別によって,次のどれかが表示されます。
  • ServiceKindがServiceAdapterの場合:サービスアダプタのサービス名
  • ServiceKindがBusinessProcessの場合:ビジネスプロセスのサービス名
ServiceKind サービスアダプタまたはビジネスプロセスの種別を示します。次のどれかが表示されます。
  • ServiceAdapter:サービスアダプタ
  • BusinessProcess:ビジネスプロセス
AdapterName サービスアダプタまたはビジネスプロセスのサービスIDを示します。
ServiceProtocolKind サービスアダプタの種類を示します。次のどれかが表示されます。
  • WebService:同期(Webサービス)
  • SessionBean:同期(SessionBean)
  • MDB_WSR:非同期(MDB(WS-R))
  • MDB_DBQ:非同期(MDB(DBキュー))
  • Custom:カスタムアダプタ
ServiceKindがビジネスプロセスの場合は表示されません。
ServiceStatus サービスアダプタまたはビジネスプロセスの状態を示します。
次のどれかが表示されます。
  • active:起動状態
  • inactive:停止状態
  • starting:起動処理中
  • startfailed:起動失敗状態
  • stopping:停止処理中
  • stopfailed:停止失敗状態
  • deleting:削除処理中
EntryTime サービスアダプタまたはビジネスプロセスを配備した時間を示します。java.text.SimpleDateFormatで定義されているフォーマットに,YYYY/MM/DD hh:mm:ss.SSSの形式で表示されます。
  • YYYY:西暦
  • MM:月
  • DD:日
  • hh:時
  • mm:分
  • ss:秒
  • SSS:ミリ秒
AdapterLocalCall ローカルキューを使用するかどうかを示します。ServiceProtocolKindが非同期(MDB(DBキュー))の場合だけ次のどちらかが表示されます。
  • true:ローカルキューを使用します
  • false:ローカルキューを使用しません
BPOperationName ビジネスプロセスのオペレーション名を示します。ServiceKindがサービスアダプタの場合は表示されません。
BPRequestFormatID ビジネスプロセスの要求電文フォーマットIDを示します。ServiceKindがサービスアダプタの場合は表示されません。
BPResponseFormatID ビジネスプロセスの応答電文フォーマットIDを示します。ServiceKindがサービスアダプタの場合は表示されません。
ModifiedTime サービスアダプタまたはビジネスプロセスの更新時刻を示します。java.text.SimpleDateFormatで定義されているフォーマットに,YYYY/MM/DD hh:mm:ss.SSSの形式で表示されます。
  • YYYY:西暦
  • MM:月
  • DD:日
  • hh:時
  • mm:分
  • ss:秒
  • SSS:ミリ秒
なお,更新時刻は開発環境でパッケージングした時間です。
Version ロケーションのバージョン番号を示します。
Revision ロケーションのリビジョン番号を示します。

戻り値

戻り値 意味
0 正常終了しました。
1 コマンドが異常終了しました。
9 実行権限のチェックエラーが発生しました。

注意事項