Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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7.5.1 実行環境に必要なソフトウェアの設定での障害調査

セットアップなどの環境設定をするなどシステム操作をしているときに障害が発生した場合の調査方法を説明します。ログの詳細については,「7.3 障害情報の取得」を参照してください。

<この項の構成>
(1) データベースの操作中にエラーが発生した場合
(2) Cosminexus Managerの操作中にエラーが発生した場合
(3) Cosminexus Component Container(J2EEサーバ,またはCosminexus Component Container)の操作中にエラーが発生した場合
(4) Cosminexus RMの操作中にエラーが発生した場合
(5) DB Connectorの操作中にエラーが発生した場合

(1) データベースの操作中にエラーが発生した場合

HiRDBの場合,HiRDBのログ(pdlog(n))に出力されているエラーメッセージを調査します。Oracleの場合は,Oracle社が発行するドキュメントを参照してください。

(2) Cosminexus Managerの操作中にエラーが発生した場合

Cosminexus Management ServerやCosminexus Management Server-Administration Agentの起動に失敗するなどの障害が発生した場合,Cosminexusが出力する障害情報(運用管理エージェント,運用監視エージェント,Management Serverのログ)に出力されているエラーメッセージを調査します。

(3) Cosminexus Component Container(J2EEサーバ,またはCosminexus Component Container)の操作中にエラーが発生した場合

J2EEサーバの操作をしている場合は,Cosminexusが出力する障害情報(J2EEサーバ,リダイレクタ,サーバ管理コマンドのログ)に出力されているエラーメッセージを調査します。

(4) Cosminexus RMの操作中にエラーが発生した場合

まず,メッセージログに出力されているエラーメッセージを調査します。また,Cosminexus RMの開始停止メッセージログ,メソッドトレースを調査します。

メッセージの中に「HRM-xxxxx」という障害コードが出力されている場合は,マニュアル「Cosminexus Reliable Messaging」を参照して,対処してください。

障害を調査するためにCosminexus RMがコンフィグレーションプロパティに対して設定している情報が必要になる場合があります。また,Cosminexus RMに関連づけているDB Connectorに設定している情報が必要になる場合もあります。これらの設定内容を再度確認して調査し,対処します。

(5) DB Connectorの操作中にエラーが発生した場合

まず,メッセージログに出力されているエラーメッセージを調査します。また,障害が発生したDB Connector(リソースアダプタ)の稼働ログを参照して調査します。

障害を調査するためにDB Connectorに設定している情報が必要になる場合があります。これらの設定内容を再度確認して調査し,対処します。