Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
(1) 運用する前の準備
運用する前に,次の作業を実施することを推奨します。
- 論理サーバの登録
- 論理サーバの操作(HCSCサーバとの一括起動・停止,および状態の参照)をできるようにするため,HCSC-Manager定義ファイルのパラメタを次のように変更します。
cscmng.server.<HCSCサーバ名>.system=論理サーバ名
- リポジトリへのアクセスの制御
- セキュリティを確保するため,リポジトリにアクセスしないようにします。リポジトリのルートディレクトリを変更していない場合は,次のリポジトリにアクセスしないようにします。
<Cosminexusインストールディレクトリ>\CSC\repository
- リポジトリのルートディレクトリを変更した場合は,変更後のリポジトリにアクセス制御を実施してください。
- バックアップ
- 運用時の障害に備えて,運用環境の情報をバックアップします。バックアップした情報を,運用環境とは別のマシンで管理することによって,障害発生後,運用環境を復旧できます。バックアップはcscenvbackupコマンドを実行します。cscenvbackupコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「cscenvbackup(HCSC-Manager環境のバックアップ)」を参照してください。
(2) 運用を開始する場合
システムを起動して運用を開始するには,次の図に示す流れに従って作業を実施する必要があります。
図5-1 運用を開始する場合の作業の流れ
(3) 運用中にシステムを操作する場合
システムの運用中,必要に応じて次の操作を実施できます。
- 状態・情報の参照
- 必要に応じて,各状態・情報を参照できます。参照できる状態・情報は次のとおりです。参照方法については,以降の項で説明します。
- データベースの状態
- PRFの状態
- Hitachi Web Serverの状態(Hitachi Web Serverを使用する場合)
- Cosminexus Managerの状態
- HCSCサーバのセットアップ情報
- HCSCサーバの情報
- 連携情報
- サービスアダプタの情報
- ビジネスプロセスの情報
- ユーザ定義受付の情報
- なお,次に示す実行環境の構成要素およびHCSCサーバの状態は,定期的に確認する必要があります。
- データベースの起動状態
- PRFの起動状態
- Hitachi Web Serverの起動状態(Hitachi Web Serverを使用する場合)
- Cosminexus Managerの起動状態
- HCSCサーバの起動状態および開始状態
- 定義や構成などの変更
- 必要に応じて,次の定義や構成などを変更できます。変更方法については,以降の項で説明します。
- HCSCサーバの定義
- ユーザ定義受付の定義情報
- HCSCコンポーネントの構成
- サービス部品の接続先
- 流量制御値
- 通信タイムアウト値
(4) 運用を終了する場合
システムを停止して運用を終了するには,次の図に示す流れに従って作業を実施する必要があります。停止方法については,以降の項で説明します。
図5-2 運用を終了する場合の作業の流れ
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