Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.3.6 データベースのテーブル容量を見積もる

実行履歴の管理や実行環境の設定をする場合,あらかじめデータベースのテーブル容量を見積もる必要があります。

<この項の構成>
(1) プロセスインスタンスの実行履歴の管理に関するテーブル容量の見積もり
(2) 電文の実行履歴の管理に関するテーブル容量の見積もり
(3) 実行環境の設定に関するテーブル容量の見積もり

(1) プロセスインスタンスの実行履歴の管理に関するテーブル容量の見積もり

プロセスインスタンスの実行履歴の管理に関するデータベースのテーブルの一覧を次の表に示します。

表2-8 プロセスインスタンスの実行履歴の管理に関するデータベースのテーブルの一覧

分類 テーブル名 説明
基本情報テーブル CSCBP_<クラスタ名>_PROCESS プロセスインスタンスの状態を格納します。
CSCBP_<クラスタ名>_ACTIVITY アクティビティインスタンスの状態を格納します。
CSCBP_<クラスタ名>_LINK リンクの状態を格納します。
CSCBP_<クラスタ名>_CORRELATIONSET 相関セットの値を格納します。
変数情報テーブル CSCBP_<クラスタ名>_STR_VARIABLE string型の変数値を格納します。
CSCBP_<クラスタ名>_NUM_VARIABLE numeric型の変数値を格納します。
CSCBP_<クラスタ名>_BOOL_VARIABLE boolean型の変数値を格納します。
CSCBP_<クラスタ名>_MSG_VARIABLE message型の変数値を格納します。
メッセージ履歴関連づけ情報テーブル CSCBP_<クラスタ名>_MSG_RELATION メッセージID,およびプロセスインスタンス識別子またはアクティビティインスタンス識別番号の関連づけ情報を格納します。

データベース設計時には,次に示す情報を基に,各種データベースのマニュアルを参考に容量を見積もります。

(a) テーブルおよびインデクス定義

テーブルおよびインデクス定義の詳細については,「付録C.1 プロセスインスタンスの実行履歴の管理に関するテーブルの情報」を参照してください。

(b) レコード数の概算式

レコード数の概算は,テーブルごとに次のように計算します。

(c) インデクスの各種概算式

インデクスの各種概算式は,インデクス定義,およびレコード数から導き出します。見積もり式については,使用しているデータベースのマニュアルを参照してください。

(2) 電文の実行履歴の管理に関するテーブル容量の見積もり

電文の実行履歴の管理に関するデータベースのテーブルの一覧を次の表に示します。

表2-9 電文の実行履歴の管理に関するデータベースのテーブルの一覧

分類 テーブル名 説明
実行履歴情報テーブル CSCMSG_C<クラスタ名>_EXECHISTORY 電文の実行履歴情報を格納します。

データベース設計時には,次に示す情報を基に,各種データベースのマニュアルを参考に容量を見積もります。

(a) テーブルおよびインデクス定義

テーブルおよびインデクス定義の詳細については,「付録C.2 電文の実行履歴の管理に関するテーブルの情報」を参照してください。

(b) レコード数の概算式

レコード数の概算は,テーブルごとに次のように計算します。

(c) インデクスの各種概算式

インデクスの各種概算式は,インデクス定義,およびレコード数から導き出します。見積もり式については,使用しているデータベースのマニュアルを参照してください。

(3) 実行環境の設定に関するテーブル容量の見積もり

実行環境の設定に関するデータベースのテーブルの一覧を次の表に示します。

表2-10 実行環境の設定に関するデータベースのテーブルの一覧

分類 テーブル名 説明
HCSC基本情報テーブル CSCMSG_S<HCSCサーバ名>_CSC_PERSIST HCSCサーバの状態を永続化します。
HCSC連携ディレクトリ情報テーブル CSCMSG_C<クラスタ名>_CSC_CONNECT HCSCサーバ(クラスタ)間の連携管理情報を格納します。
ロケーションディレクトリ情報テーブル CSCMSG_S<HCSCサーバ名>_LC_DIRECTORY サービスアダプタ,ビジネスプロセス,およびサービスグループのロケーション情報を格納します。
CSCMSG_S<HCSCサーバ名>_LC_BPFORMAT ビジネスプロセスのフォーマット情報を格納します。
ルーティングルールディレクトリ情報テーブル CSCMSG_S<HCSCサーバ名>_RT_RULE サービスのルーティングを行うルール情報を格納します。
データ変換定義ディレクトリ情報テーブル CSCMSG_S<HCSCサーバ名>_CV_MAPPING データ変換定義情報を格納します。
CSCMSG_S<HCSCサーバ名>_CV_FORMAT データ変換を行う電文フォーマット定義情報を格納します。

データベース設計時には,次に示す情報を基に,各種データベースのマニュアルを参考に容量を見積もります。

(a) テーブルおよびインデクス定義

テーブルおよびインデクス定義の詳細については,「付録C.3 実行環境の設定に関するテーブルの情報」を参照してください。

(b) レコード数の概算式

レコード数の概算は,テーブルごとに次のように計算します。

(c) インデクスの各種概算式

インデクスの各種概算式は,インデクス定義,およびレコード数から導き出します。見積もり式については,使用しているデータベースのマニュアルを参照してください。