Cosminexus サービスプラットフォーム 概説

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4.6 開発環境と運用環境の関係

開発環境と運用環境では,システム構成定義を格納したリポジトリをインポートおよびエクスポートして,情報を共有します。また,HCSCコンポーネントをパッケージングして作成したEARファイルも,リポジトリを介して受け渡します。

開発環境と運用環境の間で受け渡される,システム構成定義およびEARファイルの流れを次の図に示します。

図4-4 システム構成定義およびEARファイルの流れ

[図データ]

  1. 運用環境(テスト環境)で,HCSC簡易セットアップ機能を使用してセットアップします。
  2. 運用環境(テスト環境)でリポジトリをエクスポートします。
  3. 運用環境(テスト環境)から提供されたZIPファイルを開発環境でインポートします。
  4. 開発環境でHCSCコンポーネントをパッケージングします。
    EARファイルが開発環境のリポジトリに作成されます。
  5. 開発環境で,HCSCコンポーネントを実行環境にどのように配備するかを定義(配備定義)します。
    システム構成定義が更新されます。
  6. 開発環境でリポジトリをエクスポートします。
  7. 開発環境から提供されたZIPファイルを運用環境(本番環境)でインポートします。
  8. 運用環境(本番環境)でHCSCコンポーネントを配備します。
    ポイント
    開発環境と運用環境で,同じディレクトリをリポジトリとして共用することもできます。