Cosminexus サービスプラットフォーム 概説

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4.4 実行環境での作業

実行環境は,サービスリクエスタで受け付けた実行要求に応じて,HCSCサーバを介して適切なサービス部品を呼び出し,業務を実行する環境です。

実行環境には,開発時のテスト環境として使用する実行環境と,本番で使用する実行環境の二つがあります。

開発時のテスト環境として使用する実行環境は,HCSC簡易セットアップ機能を使用して環境を構築できます。

本番で使用する実行環境で,あらかじめ必要なソフトウェアを設定しておきます。そのあとに,運用環境から実行環境のセットアップ,および運用管理に関する作業ができます。

次に,実行環境で実施する実行環境に必要なソフトウェアの設定の概要を説明します。作業の詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」を参照してください。

<この節の構成>
(1) 前提ソフトウェアのインストール
(2) uCosminexus Service Platformのインストール
(3) MBeanの登録
(4) データベースのテーブル容量の見積もり
(5) データベースのサーバ側の設定
(6) Management Serverの設定
(7) PRFの設定
(8) J2EEサーバの設定
(9) Webサーバ(HTTPサーバ)の設定
(10) データベースのクライアント側の設定
(11) JDBCドライバの設定
(12) DB Connectorの設定
(13) Cosminexus Reliable Messagingの設定
(14) Cosminexus Service Coordinatorの設定
(15) uCosminexus 日立コード変換 - Server RuntimeまたはuCosminexus 日立コード変換 - Runtimeの設定

(1) 前提ソフトウェアのインストール

実行環境として利用するマシンに,uCosminexus Service Platformの前提ソフトウェアをインストールします。uCosminexus Service Platformの前提ソフトウェアについては,「2.4.1 前提ソフトウェア」を参照してください。

(2) uCosminexus Service Platformのインストール

前提ソフトウェアをインストールしたあと,実行環境として利用するマシンにuCosminexus Service Platformをインストールします。

uCosminexus Service Platformは,日立総合インストーラを利用してAdministrator権限が設定されたユーザがインストールします。

(3) MBeanの登録

MBeanをCosminexus Managerに登録します。

(4) データベースのテーブル容量の見積もり

実行履歴を管理する場合には,データベースのテーブル容量を見積もる必要があります。

(5) データベースのサーバ側の設定

実行環境からデータベースに接続するために,次の設定をします。

そのほか,データベースの種類によって必要な設定をします。

(6) Management Serverの設定

Management Serverのセットアップを実施します。

(7) PRFの設定

PRFのセットアップを実施します。

(8) J2EEサーバの設定

J2EEサーバの設定として,次の作業を実施します。

(9) Webサーバ(HTTPサーバ)の設定

Webサーバ(HTTPサーバ)の設定をします。

インプロセスHTTPサーバを使用する場合
Webクライアントとの接続設定

Hitachi Web Serverを使用する場合
  • Hitachi Web Serverのセットアップ
  • Hitachi Web ServerとJ2EEサーバを連携する設定
  • Hitachi Web ServerのKeepAliveTimeout値の設定

(10) データベースのクライアント側の設定

データベースに接続するための設定をします。

(11) JDBCドライバの設定

JDBCドライバのセットアップとして,次の作業を実施します。

(12) DB Connectorの設定

データベースと接続するためのDB Connectorのセットアップを実施します。

(13) Cosminexus Reliable Messagingの設定

Cosminexus Reliable Messagingのセットアップとして,次の作業を実施します。

(14) Cosminexus Service Coordinatorの設定

必要に応じて運用環境についての設定をします。

(15) uCosminexus 日立コード変換 - Server RuntimeまたはuCosminexus 日立コード変換 - Runtimeの設定

Cosminexusサービスプラットフォームの実行環境で,バイナリ形式のデータを扱う場合,またはデータ変換時に値置換えファンクションを利用する場合に設定します。実行環境のOSがWindowsのときとUNIXのときとで,設定が異なります。