Cosminexus サービスプラットフォーム 概説
実行環境は,サービスリクエスタで受け付けた実行要求に応じて,HCSCサーバを介して適切なサービス部品を呼び出し,業務を実行する環境です。
実行環境には,開発時のテスト環境として使用する実行環境と,本番で使用する実行環境の二つがあります。
開発時のテスト環境として使用する実行環境は,HCSC簡易セットアップ機能を使用して環境を構築できます。
本番で使用する実行環境で,あらかじめ必要なソフトウェアを設定しておきます。そのあとに,運用環境から実行環境のセットアップ,および運用管理に関する作業ができます。
次に,実行環境で実施する実行環境に必要なソフトウェアの設定の概要を説明します。作業の詳細については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」を参照してください。
実行環境として利用するマシンに,uCosminexus Service Platformの前提ソフトウェアをインストールします。uCosminexus Service Platformの前提ソフトウェアについては,「2.4.1 前提ソフトウェア」を参照してください。
前提ソフトウェアをインストールしたあと,実行環境として利用するマシンにuCosminexus Service Platformをインストールします。
uCosminexus Service Platformは,日立総合インストーラを利用してAdministrator権限が設定されたユーザがインストールします。
MBeanをCosminexus Managerに登録します。
実行履歴を管理する場合には,データベースのテーブル容量を見積もる必要があります。
実行環境からデータベースに接続するために,次の設定をします。
そのほか,データベースの種類によって必要な設定をします。
Management Serverのセットアップを実施します。
PRFのセットアップを実施します。
J2EEサーバの設定として,次の作業を実施します。
Webサーバ(HTTPサーバ)の設定をします。
データベースに接続するための設定をします。
JDBCドライバのセットアップとして,次の作業を実施します。
データベースと接続するためのDB Connectorのセットアップを実施します。
Cosminexus Reliable Messagingのセットアップとして,次の作業を実施します。
必要に応じて運用環境についての設定をします。
Cosminexusサービスプラットフォームの実行環境で,バイナリ形式のデータを扱う場合,またはデータ変換時に値置換えファンクションを利用する場合に設定します。実行環境のOSがWindowsのときとUNIXのときとで,設定が異なります。
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