Cosminexus サービスプラットフォーム 概説

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3.12.2 電文の実行履歴の管理

サービス部品を呼び出すための電文の実行状態を管理する機能があります。

電文の実行状態を管理するには,電文の実行状態をデータベースに保存(永続化)するよう設定します。電文の実行状態を永続化することで,運用管理者は次に示すような実行履歴の管理ができます。

これらの管理は,電文の実行履歴の検索や詳細情報の参照によって実施できます。電文の実行履歴の管理機能について次の図に示します。

図3-24 電文の実行履歴の管理機能

[図データ]

<この項の構成>
(1) 電文の実行履歴の検索と詳細情報の参照
(2) 電文の実行履歴の削除

(1) 電文の実行履歴の検索と詳細情報の参照

条件を指定して,電文の実行履歴を検索できます。メッセージ共通ID,サービスリクエストID,開始日時/終了日時,サービスリクエスタで受け付けた入力サービス名,呼び出し先のサービス名,JMSメッセージID,およびJMS相関識別子を検索キーとして利用できます。検索した結果に表示される情報の範囲も,基本的な情報から,詳細情報まで選択できます。表示された情報から,サービスを特定したり,電文の配送状況を追跡したりできます。

(2) 電文の実行履歴の削除

データベースにある実行履歴情報テーブルから,不要になった電文の実行履歴のレコードを削除できます。