Cosminexus サービスプラットフォーム 概説

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2.4.2 関連ソフトウェア

Cosminexusサービスプラットフォームの関連ソフトウェアについて説明します。

<この項の構成>
(1) Microsoft Cluster Service
(2) HAモニタ
(3) uCosminexus TP1/Server Base Enterprise Option
(4) uCosminexus 日立コード変換 - Development Kit
(5) uCosminexus 日立コード変換 - Server Runtime
(6) uCosminexus 日立コード変換 - Runtime
(7) uCosminexus Service Adapter Architect for TP1
(8) uCosminexus Service Adapter for TP1
(9) uCosminexus TP1 Gateway
(10) uCosminexus Service Adapter Architect for Flat Files
(11) uCosminexus Service Adapter for Flat Files
(12) uCosminexus Service Adapter Architect for Object Access
(13) uCosminexus Service Adapter for Object Access
(14) iWay アダプタ
(15) JP1関連製品

(1) Microsoft Cluster Service

実行環境で,二つのHCSCサーバを組み合わせてHAクラスタを構成する場合に利用します。Windowsの場合にだけ使用できます。

HCSCサーバのクラスタ構成については,「3.13.2 クラスタソフトウェアを利用したHCSCサーバの冗長構成」を参照してください。

(2) HAモニタ

実行環境で,二つのHCSCサーバを組み合わせてHAクラスタを構成する場合に利用します。UNIXの場合にだけ使用できます。

HCSCサーバのクラスタ構成については,「3.13.2 クラスタソフトウェアを利用したHCSCサーバの冗長構成」を参照してください。

(3) uCosminexus TP1/Server Base Enterprise Option

Cosminexusサービスプラットフォームの実行環境とOpenTP1の間で,データベースを介した,異なるコンポーネントでの通信を行う場合に利用します。

TP1/Server Base Enterprise OptionはDBキューのプロトコルをサポートしています。Cosminexusサービスプラットフォームの実行環境とは,DBキューの受け付けとサービスアダプタで連携できます。

(4) uCosminexus 日立コード変換 - Development Kit

Cosminexusサービスプラットフォームの開発環境で,文字コードを変換するためのマッピングファイルを作成する場合に利用します。バイナリ形式(XML形式以外)のデータを扱うとき,またはデータ変換で値置換えファンクションを使用するときに必要です。

(5) uCosminexus 日立コード変換 - Server Runtime

Cosminexusサービスプラットフォームの実行環境で,文字コードを変換する場合に利用します。Windowsの場合で,バイナリ形式(XML形式以外)のデータを扱うとき,またはデータ変換で値置換えファンクションを使用するときに必要です。

(6) uCosminexus 日立コード変換 - Runtime

Cosminexusサービスプラットフォームの実行環境で,文字コードを変換する場合に利用します。UNIXの場合で,バイナリ形式(XML形式以外)のデータを扱うとき,またはデータ変換で値置換えファンクションを使用するときに必要です。

(7) uCosminexus Service Adapter Architect for TP1

Cosminexusサービスプラットフォームの開発環境で,既存のOpenTP1やXDM/DCCM3システム内にあるサービス部品を呼び出すためのアダプタを作成する場合に利用します。OpenTP1に利用するアダプタについては,「3.2.3 TP1アダプタによる実行」を参照してください。

(8) uCosminexus Service Adapter for TP1

Cosminexusサービスプラットフォームの実行環境から既存のOpenTP1やXDM/DCCM3システム内にあるサービス部品を呼び出す場合に利用します。OpenTP1に利用するアダプタについては,「3.2.3 TP1アダプタによる実行」を参照してください。

(9) uCosminexus TP1 Gateway

Cosminexusサービスプラットフォームの実行環境で,OpenTP1などの既存システムから,HCSCサーバを経由してサービス部品を呼び出す場合に利用します。HCSCサーバに対して,CTMを経由した同期応答型の送信,またはDBキューを介した非同期応答型の送信ができます。

(10) uCosminexus Service Adapter Architect for Flat Files

Cosminexusサービスプラットフォームの開発環境で,既存の業務処理システムのファイルからデータを読み込んだり,ファイルへデータを書き込んだりするためのアダプタを作成する場合に利用します。ファイルの入出力に利用するアダプタについては,「3.2.4 ファイルアダプタによる実行」を参照してください。

(11) uCosminexus Service Adapter for Flat Files

Cosminexusサービスプラットフォームの実行環境で,既存の業務処理システムのファイルからデータを読み込んだり,ファイルへデータを書き込んだりする場合に利用します。ファイルインターフェースを持つシステムをサービスプラットフォームと連携する場合でも,連携先システムのインターフェースを変更することなく,ファイルアクセスをサービス部品として実行でき,ファイルの入出力を伴う既存システムとほかのサービス部品との連携ができるようになります。ファイルの入出力に利用するアダプタについては,「3.2.4 ファイルアダプタによる実行」を参照してください。

(12) uCosminexus Service Adapter Architect for Object Access

Cosminexusサービスプラットフォームの開発環境で,既存のTPBrokerシステム(Object Wrapperシステム)のCORBAサーバの業務メソッドを呼び出すためのアダプタを作成する場合に利用します。TPBrokerシステムに利用するアダプタについては,「3.2.5 Object Accessアダプタによる実行」を参照してください。

(13) uCosminexus Service Adapter for Object Access

Cosminexus サービスプラットフォームの実行環境で,既存のTPBrokerシステム(Object Wrapperシステム)で動作するCORBAサーバの業務メソッドをサービス部品として連携する場合に利用します。TPBrokerシステムに利用するアダプタについては,「3.2.5 Object Accessアダプタによる実行」を参照してください。

(14) iWay アダプタ

Cosminexus サービスプラットフォームの実行環境で,他社ERPパッケージをサービス部品として連携する場合に利用します。SAP R/3,およびOracle EBSとのWebサービスによる連携ができるため,既存ERP資産を活用したシステム間連携ができます。他社ERPパッケージに利用するアダプタについては,「3.2.6 iWayアダプタによる実行」を参照してください。

(15) JP1関連製品

Cosminexus サービスプラットフォームで構築した業務システム全体の監視,問題の検知などの運用を効率良く実施する場合に利用します。

JP1と連携したシステムの運用については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のJP1との連携に関する内容を参照してください。