ビジネス環境の変化が激しくなるに連れ，情報システムの変更を必要とする機会も多くなっています。また，ビジネスに対してITは，より深く関係してきています。このような状況では，情報システムに対して，ビジネス環境の変化に即応でき，柔軟に対応できるアーキテクチャが必要となります。そこで登場したのが，SOAです。

SOA（Service Oriented Architecture（サービス指向アーキテクチャ））とは，業務に必要な機能を再利用できる「サービス」として作成し，サービスの組み合わせでシステムを構築しよう，という考え方です。

＜この節の構成＞

1.1.1　SOAの目的と利点

1.1.2　SOAを適用したシステムの実現

1.1.3　SOAを構成する要素