インスタントセットアップ機能で構築した開発環境およびテスト用実行環境をアンセットアップしたい場合は,必ずインスタントセットアップ機能のアンセットアップを実行してください。
アンセットアップを実行すると,インスタントセットアップ機能で構築した環境がすべて削除され,Cosminexusを新規でインストールした直後の状態になります。Eclipseのインストールディレクトリ,MyEclipseのインストールディレクトリ,および組み込みデータベース構築ディレクトリの下に手動で追加したファイルやディレクトリも削除されます。Eclipseのワークスペースやプロジェクトなどのデータは,これらのディレクトリ以外のディレクトリに作成してください。
インスタントセットアップ機能でアンセットアップする手順を次に説明します。
- 注意
- インスタントセットアップ機能の実行中に,[Windowsセキュリティの重要な警告]ダイアログが表示された場合の対処方法については,「2.3.3 標準セットアップ」の注意事項を参照してください。
- スタートメニューから,[プログラム]−[Cosminexus]−[Application Development Plug-in]−[開発環境インスタントセットアップ]を選択します。
インスタントセットアップ機能が起動して,[開発環境インスタントセットアップ]ダイアログの[操作の選択]ページが表示されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU021002.GIF)
- 参考
- 起動オプションを使用して,インスタントセットアップ機能を起動したい場合は,「2.3.3 標準セットアップ」の参考事項を参照してください。
- [アンセットアップ]を選択して,[次へ]ボタンをクリックします。
[アンセットアップの確認]ページが表示されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU022200.GIF)
- [アンセットアップの内容]エリアに表示された内容を確認します。
- [実行]ボタンをクリックします。
[進行状況]ページが表示されます。
アンセットアップが終了すると,[アンセットアップの完了]ページが表示されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU022300.GIF)
- [修了]ボタンをクリックします。
[開発環境インスタントセットアップ]ダイアログが閉じます。
- 参考
- エラーが発生した場合の対処
- エラーが発生した場合は,コンソールに出力されたエラーを参照して,手動でアンセットアップしてください。なお,各サーバが構築されていない場合も,コンソールにエラーメッセージが出力されます。この場合は,手動でアンセットアップする必要はありません。
- また,アンセットアップ中にプロセスを落としたり,PCの電源が落ちたりした場合は,アンセットアップが中断されます。この場合は,アンセットアップを再度実行してください。
- アンセットアップ後の各サーバの状態
- インスタントセットアップ機能を使用してアンセットアップすると,各サーバは次の状態になります。
表2-7 アンセットアップ後の各サーバの状態
| サーバ名 |
状態 |
| 運用管理エージェント |
× |
| Management Server |
− |
| J2EE サーバ |
− |
| パフォーマンストレーサ |
− |
| 組み込みデータベース |
− |
- (凡例)
- ×:停止 −:削除されたため,該当しない。
- 手動でアンセットアップする手順
- インスタントセットアップ機能で構築した環境をアンセットアップする前に,Cosminexusをアンインストールおよび再インストールした場合は,次の手順で構築した環境を手動でアンセットアップしてください。
- なお,インスタントセットアップ機能のアンセットアップに失敗した場合は,アンセットアップに失敗した環境だけ手動でアンセットアップしてください。
- 1. J2EEサーバおよびパフォーマンストレーサをアンセットアップします。
- 次に示すSmart Composerのコマンドおよびサーバ管理コマンド(CUI)を実行して,J2EEサーバおよびパフォーマンストレーサをアンセットアップください。なお,Smart Composerのコマンドの詳細は「Cosminexus 簡易構築・運用ガイド」を,サーバ管理コマンド(CUI)の詳細は「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_stop_target -m localhost:28080 -u admin -p admin -mode ALL -s InstantWebSystem
|
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\server\bin\cjsetup -d cmx_InstantWebSystem_unit1_J2EE_01
|
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_delete_system -m localhost:28080 -u admin -p admin -s InstantWebSystem
|
- 2. Management Serverをアンセットアップします。
- 次の手順でManagement Serverをアンセットアップしてください。
- 1. 次のファイルをコピーします。
- コピー元のファイル
- ・<Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\config\templates\adminagent.properties
- ・<Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\config\templates\mserver.properties
- ・<Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\config\templates\mserver.xml
- コピー先のディレクトリ
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\config
- 2. 次のコマンドを実行します。
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\web\bin\cjwebsetup -d cosmi_m
|
- 3. 組み込みデータベースをアンセットアップします。
- 組み込みデータベースのアンセットアップについては,「付録B.3(3)組み込みデータベースの削除」を参照してください。また,次に示すディレクトリを手動で削除してください。
- ・<組み込みデータベース構築ディレクトリ>\area
- ・<組み込みデータベース構築ディレクトリ>\bats
- ・<組み込みデータベース構築ディレクトリ>\conf
- ・<組み込みデータベース構築ディレクトリ>\ini
- 4. EclipseおよびMyEclipseをアンセットアップします。
- 次に示すディレクトリを手動で削除してください。
- ・<Eclipseのインストールディレクトリ>\eclipse
- ・<MyEclipseのインストールディレクトリ>\eclipse
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2007, Hitachi, Ltd.