インスタントセットアップ機能でセットアップできる内容は，次のとおりです。

• EclipseおよびMyEclipseのインストール
• アプリケーションサーバ^※の構築
• 組み込みデータベースの構築
  

  注※

  Management Server，ホスト，パフォーマンストレーサ，およびJ2EEサーバを含みます。

HiRDB SQL Executerについては，セットアップ終了後にインストールしてください。HiRDB SQL Executerのインストール手順は，「3.2　HiRDB SQL Executerのインストール」を参照してください。

セットアップの実行方法は，標準セットアップとカスタムセットアップのどちらかを選択できます。標準セットアップを実行した場合は，表2-3に示す値で環境が構築されます。

カスタムセットアップを実行した場合は，次の内容を任意の値に変更できます。

• EclipseおよびMyEclipseのインストールディレクトリ
• J2EEサーバのポート番号
• 組み込みデータベース構築ディレクトリ（設定ファイルおよびRDエリアのファイル用ディレクトリ）

インスタントセットアップ機能がセットアップする環境の設定値を次の表に示します。構築したい環境に合わせて，標準セットアップまたはカスタムセットアップを選択してください。

表2-3　インスタントセットアップ機能でセットアップする環境の設定値

（凡例）

○：カスタムセットアップで変更できます。

×：カスタムセットアップで変更できません。標準セットアップと同じ値が設定されます。

注※1

CosminexusコネクタおよびServer Plug-inからManagement Serverに接続するために使用します。

注※2

セットアップしたあとに変更しないでください。変更すると，インスタントセットアップ機能の設定変更およびアンセットアップが実行できなくなります。

注※3

Eclipseのデバッグ構成で使用します。

注※4

スタートメニューのショートカットまたはコマンドを使用して，組み込みデータベースの開始および停止ができます。詳しい手順については，「7.2　組み込みデータベースの開始および停止」を参照してください。

注※5

Developerが提供するMyEclipseプロジェクトのサンプル（Bank）用のテーブルが作成されます。作成されるテーブルの内容は，次のとおりです。

CREATE SCHEMA;
create table checking
(id varchar(3) primary key,
balance double precision);
create table saving
(id varchar(3) primary key,
balance double precision);

また，セットアップ終了後，必要に応じてテーブルを作成できます。テーブルの作成方法については，「3.3.2　テーブルの作成」を参照してください。

注※6

インポートしたリソースアダプタのConnector属性として設定されます。

注※7

サンプルプログラム（Bank）が前提とするリソースアダプタ名が設定されます。

注※8

組み込みデータベースの設定値と同じ値が設定されます。