Hitachi Web Server

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付録H バージョン03-00以降への移行方法

バージョン03-00より前のHitachi Web Serverをバージョン03-00以降へ移行する手順を次に示します。

  1. Hitachi Web Serverを上書きインストールします。
  2. 次の設定を見直します。
    ErrorDocumentディレクティブにテキストを指定している場合
    バージョン03-00より前では,先頭に"を記述して文字列を指定しましたが,バージョン03-00以降は,文字列を""で囲ってください。
    (例)
    バージョン03-00より前での指定方法
     ErrorDocument 500 "Server Error.
    バージョン03-00以降での指定方法
     ErrorDocument 500 "Server Error."
    リバースプロキシを使用している場合
    バージョン03-00より前では,Windows版ではmod_proxy.so,UNIX版ではlibproxy.soだけをロードしていましたが,バージョン03-00以降は,mod_proxy.so及びmod_proxy_http.soの二つをロードしてください。UNIX版の場合は必ず下記の例に示す順序でロードしてください。
    (例)
    Windows版
    バージョン03-00より前での指定方法
     LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so
    バージョン03-00以降での指定方法
     LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so
     LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so
    UNIX版
    バージョン03-00より前での指定方法
     LoadModule proxy_module libexec/libproxy.so
    バージョン03-00以降での指定方法
     LoadModule proxy_module libexec/mod_proxy.so
     LoadModule proxy_http_module libexec/mod_proxy_http.so
    ShmemUIDisUserディレクティブを使用している場合
    内部処理の変更に伴い,バージョン03-00以降はこのディレクティブは設定不要となりましたので,
    ディレクティブ指定を削除してください。
  3. TransferLogディレクティブ,CustomLogディレクティブ,ErrorLogディレクティブに対し,rotatelogs又はrotatelogs2以外のプログラムをパイプ指定している場合(Windows版だけ)
    • ログ情報に含める改行コードがLFからCRLFに変更されました。そのためプログラムの見直しが必要となる場合があります。
    • ディレクティブにプログラムを指定するときは,プログラムの拡張子(例えば.exe)を含める必要があります。
      (例) ログを出力するユーザ作成プログラムwritelogs.exeを指定する場合
      バージョン03-00より前での指定方法
       CustomLog "|\"\"C:/proprietary/writelogs\" プログラム引数\""
      バージョン03-00以降での指定方法
       CustomLog "|\"\"C:/proprietary/writelogs.exe\" プログラム引数\""
  4. 登録済みのサービスを起動します。