テスト用CA（認証局）の秘密鍵と証明書の作成

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5.2.5　テスト用CA（認証局）の秘密鍵と証明書の作成

Webサーバのテストをする目的で，テスト用CAの作成，CSRへの署名，及び証明書の作成ができます。ここでは，テスト用CAの秘密鍵と証明書の作成方法について説明します。

なお，しかるべき認証局から証明書を取得する場合は，テスト用CAを作成する必要はありません。

＜この項の構成＞: (1)　形式; (2)　オペランド; (3)　使用例; (4)　注意事項

(1)　形式

 
sslc req -config コンフィグファイル -new -x509 -keyout 鍵ファイル -out 証明書ファイル

(2)　オペランド

-config コンフィグファイル
sslc.cnfファイルを指定します。Organization NameやCommon NameなどにWebサーバの証明書発行要求（CSR）作成時と同じものを指定すると，Webブラウザのセキュリティチェックによって，正しく接続できなくなることがあります。Common Name，Organization NameなどはWebサーバの証明書発行要求（CSR）作成時とは別の名称を設定してください。
-keyout 鍵ファイル
テスト用CAの秘密鍵を出力するファイルを指定します。
-out 証明書ファイル
テスト用CAの証明書の出力先ファイルを指定します。

(3)　使用例

 
sslc req -config demoCA/sslc.cnf -new -x509 -keyout demoCA/private/cakey.pem -out demoCA/cacert.pem

demoCA/private/cakey.pem：テスト用CAの秘密鍵

demoCA/cacert.pem：テスト用CAの証明書

(4)　注意事項

sslcユティリティによって作成したテスト用CAは，SSLの接続確認用であるためCAとしての有効期限が設定されます。それを超えての運用はできません。

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