Hitachi Web Server

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2.3.1 環境の定義方法

<この項の構成>
(1) ディレクトリ構成
(2) コンフィグファイル

(1) ディレクトリ構成

Hitachi Web Serverをインストールしたときの,ディレクトリ構成を次に示します。この構成は変更しないでください。

図2-1 ディレクトリ構成

[図データ]

(2) コンフィグファイル

Hitachi Web Server,及びadminサーバなどの動作環境を定義するファイルをコンフィグファイルといいます。Hitachi Web Serverの動作を定義するファイルには,httpsd.confファイルmime.typesファイル,及びアクセスコントロールファイル(.htaccess)の三つがあります。adminサーバの動作を定義するファイルは,admin.confファイルです。SSLユティリティの動作を定義するファイルは,sslc.cnfファイルです。各ファイルの用途を次に示します。

表2-1 コンフィグファイルの用途

ファイル名 用途 標準提供
httpsd.conf Hitachi Web Serverの動作環境を各種ディレクティブで定義します。システム管理者が管理します。 1
mime.types コンテンツのファイル拡張子とコンテントタイプ(MIMEタイプ)の関連付けを定義します。システム管理者が管理します。
.htaccess アクセス制御を定義するアクセスコントロールファイル。必要に応じてエンドユーザがアクセス制御するディレクトリ下に作成します(デフォルトファイル名は.htaccess)。 ×
sslc.cnf SSLのユティリティについての情報を定義します。システム管理者が管理します。sslcユティリティだけで使用できます。
認証局(CA)に提出するCSRを作成する場合,ユティリティで使用する値を指定しておくと,効率良くCSRを作成できます。
admin.conf adminサーバの動作環境を各種ディレクティブで定義します。システム管理者が管理します。 2

(凡例)
○:標準提供する。
×:標準提供しない。

注※1
Hitachi Web Serverを起動するには,標準提供のhttpsd.confファイルの,少なくともServerName,User及びGroupディレクティブをユーザ環境に合わせて変更する必要があります。

注※2
adminサーバを起動するには,標準提供のadmin.confファイルの,少なくともServerName,User,Group,及びHWSConfigFileディレクティブをユーザ環境に合わせて変更する必要があります。

コンフィグファイルの関連を次に示します。

図2-2 コンフィグファイルの関連

[図データ]