Cosminexus リファレンス 定義編

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16.1 日立固有のJavaVM拡張オプションの一覧

日立固有のJavaVM拡張オプションの一覧を,次の表に示します。これらのオプションは,オプション定義ファイルで指定できます。

表16-1 日立固有のJavaVM拡張オプションの一覧

分類 オプション名称 概要
一覧表示オプション -XX:+Hitachi 日立JavaVM拡張オプションの一覧を表示します。
拡張スレッドダンプ機能オプション -XX:[+|-]HitachiThreadDump 拡張スレッドダンプ情報を出力するかどうかを指定します。
-XX:[+|-]HitachiThreadDumpToStdout 標準出力にスレッドダンプを出力するかどうかを指定します。
-XX:[+|-]HitachiThreadDumpWithHashCode スレッド情報にハッシュコードを出力するかどうかを指定します。
-XX:[+|-]HitachiThreadDumpWithCpuTime スレッド情報にユーザCPU時間とカーネルCPU時間を出力するかどうかを指定します。
HP-UXの場合,この機能は使用できません。オプションを指定しても無視されます。
-XX:[+|-]HitachiThreadDumpWithBlockCount スレッド情報に処理をブロックした回数と待ち状態になった回数を出力するかどうかを指定します。
日立JavaVMログファイルオプション -XX:HitachiJavaLog※1 ログファイル名のプリフィックスを指定します。
-XX:HitachiJavaLogFileSize※1 1ファイルの最大ファイルサイズを指定します。
-XX:[+|-]HitachiJavaLogNoMoreOutput※1 ログファイル作成時に,入出力エラーが発生した場合の動作について指定します。
-XX:HitachiJavaLogNumberOfFile※1 作成するログファイルの最大ファイル数を指定します。
詳細時間出力オプション -XX:[+|-]HitachiOutputMilliTime ミリ秒までの時間を出力するかどうかを指定します。
拡張verbosegc機能オプション -XX:[+|-]HitachiVerboseGC※2 ガーベージコレクションが発生した時の拡張verbosegc情報を出力するかどうかを指定します。
-XX:[+|-]HitachiCommaVerboseGC 拡張verbosegc情報をCSV形式で出力するかどうかを指定します。
-XX:HitachiVerboseGCIntervalTime 拡張verbosegc情報を出力する時間の間隔を指定します。
-XX:[+|-]HitachiVerboseGCPrintCause ガーベージコレクションの要因内容を出力するかどうかを指定します。
-XX:[+|-]HitachiVerboseGCPrintDate 拡張verbosegc情報に日付を出力するかどうかを指定します。
-XX:[+|-]HitachiVerboseGCCpuTime ガーベージコレクションのプロセッサ時間を出力するかどうかを指定します。
HP-UXの場合,この機能は使用できません。オプションを指定しても無視されます。
OutOfMemoryError発生時の拡張機能オプション -XX:[+|-]HitachiOutOfMemoryCause※2 OutOfMemoryError発生時の発生要因種別を出力するかどうかを指定します。
-XX:[+|-]HitachiOutOfMemoryStackTrace※2 OutOfMemoryError発生時のスタックトレースを出力するかどうかを指定します。
-XX:HitachiOutOfMemoryStackTraceLineSize OutOfMemoryError発生時に出力するスタックトレースの1行の文字数を指定します。
-XX:[+|-]HitachiOutOfMemorySize※2 OutOfMemoryError発生時に要求したメモリのサイズを出力します。
-XX:[+|-]HitachiOutOfMemoryAbort OutOfMemoryError発生時,メッセージとメモリダンプを出力して強制終了するかどうかを指定します。
-XX:[+|-]HitachiOutOfMemoryAbortThreadDump OutOfMemoryError発生時にスレッドダンプを出力かどうかを指定します。
クラスライブラリトレース機能オプション -XX:[+|-]HitachiJavaClassLibTrace※2 クラスライブラリのスタックトレースを出力するかどうかを指定します。
-XX:HitachiJavaClassLibTraceLineSize クラスライブラリのスタックトレースの1行の文字数を指定します。
ローカル変数情報出力機能オプション -XX:[+|-]HitachiLocalsInThrowable 例外発生時のスタックトレースに,ローカル変数情報を出力するかどうかを指定します。
-XX:[+|-]HitachiLocalsInStackTrace スレッドダンプ出力時のスタックトレースに,ローカル変数情報を出力するかどうかを指定します。
-XX:[+|-]HitachiLocalsSimpleFormat ローカル変数情報出力を,簡易フォーマットにするかどうかを指定します。
-XX:[+|-]HitachiTrueTypeInLocals ローカル変数情報出力時に,ローカル変数オブジェクトの実際の型名を文字列として出力するかどうかを指定します。
-XX:HitachiCallToString ローカル変数情報出力時に,ローカル変数オブジェクトの変数値を文字列として出力するかどうかを指定します。
システムリソース解除オプション -XX:[+|-]HitachiFullCore システムリソースRLIMIT_COREの設定を変更するかどうかを指定します。
このオプションはUNIX用です。
スワップ領域の予約オプション -XX:[+|-]HitachiReserveSwapSpace JavaVMの実行に必要となる最大のスワップ領域を,JavaVMの起動時に予約するかどうかを指定します。
このオプションはHP-UX用です。

注※1
日立JavaVMログファイルについての設定です。

注※2
次のオプションを指定した場合,日立JavaVMログファイルが出力されます。
-XX:+HitachiOutOfMemoryStackTrace
-XX:+HitachiOutOfMemoryCause
-XX:+HitachiOutOfMemorySize
-XX:+HitachiVerboseGC
-XX:+HitachiJavaClassLibTrace

オプション定義ファイルの指定方法については,「2.3 usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)」,「12.2 usrconf.cfg(Javaアプリケーション用オプション定義ファイル)」,または「15.3 usrconf.cfg(Webコンテナサーバ用オプション定義ファイル)」を参照してください。