Cosminexus リファレンス 定義編
J2SEのプロパティファイル形式です。
次のようにキーを指定します。
<キー名称> = <値>
Webコンテナサーバ全体でのシステムプロパティを指定します。なお,Webアプリケーション個別の定義は,WEB-INF/hitachi_web.propertiesで指定します。usrconf.propertiesとWEB-INF/hitachi_web.propertiesで同じキーが指定されている場合は,WEB-INF/hitachi_web.propertiesの値が優先されます。また,usrconf.propertiesとusrconf.cfgのadd.jvm.argの-Dに同じキーが指定されている場合は,usrconf.propertiesの値が優先されます。
Webコンテナサーバの稼働中に,このファイルの内容を変更した場合,変更した内容は,次回Webコンテナサーバを起動したときに反映されます。
なお,日立のJavaVMは,J2SE 5.0に準拠しています。対応するSun Microsystems社製のJDKのバージョンはJDK 5.0です。JDK 5.0で使用できるプロパティについては,Sun Microsystems社が提供しているJDK 5.0のドキュメントを参照してください。
usrconf.properties内では,ユーザが独自のキーを新たに定義することもできます。定義されたキーは,java.util.Propertiesクラスを使用することで,Webアプリケーション内で値を取り出せます。ただし,Webコンテナサーバでは,次に示す接頭子で始まるキーを内部的に利用するため,アプリケーションでこれらの接頭子で始まるキーを利用してはいけません。
Webコンテナサーバでは,次に示すシステムプロパティのキーに値を設定することで,Webコンテナサーバの動作をカスタマイズできます。このキーに不正な値を指定した場合,動作は保証されません。
ここでは,キーを次の分類に分けて説明します。
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.applicationから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(a) ejbserver.applicationから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.application.InitTermProcessClasses | なし | コンテナ拡張ライブラリを使用する場合に,サーバ起動・停止フックのクラス名を指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.appname | なし | AppNameのフィールドに出力するデフォルトのアプリケーション名を指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.count | なし | ログファイルの面数を指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.encoding | なし | 出力する文字列のエンコーディングを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.filter | なし | 使用するフィルタを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.formatter | なし | 使用するフォーマッタを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.level | なし | ログの取得レベルの上限を指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.limit | なし | ログファイルの容量(単位:バイト)を指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.msgid | なし | MsgIDのフィールドに出力するデフォルトのメッセージIDを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.path | あり | ログファイル名のプリフィックスを1〜255バイトの範囲で指定します。パスは,相対パスで指定します※2。なお,パス名の終端に,半角数値を指定しないでください。 ここで指定したプリフィックスに"xx(1〜16の整数).log"が付加された値が,トレース情報ファイルの名称になります。 パスに指定された半角英文字の大文字と小文字は区別されません。また,パス値の長さは,次のA+B+Cの値が範囲に収まるよう指定してください。
|
− |
ejbserver.application.userlog.CJLogHandler.<ハンドラ名称>※1.separator | なし | CJSimpleFormatterを利用して,1文でメッセージを出力するためのセパレータを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.loggers | なし | 使用するロガーの名称を指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.Logger.<ロガー名称>※3.filter | なし | ロガーで使用するフィルタを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.Logger.<ロガー名称>※3.handlers | なし | 指定のロガー名称に対して接続(addHandler(Handler))するハンドラクラスを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.Logger.<ロガー名称>※3.level | なし | ロガーのログ出力レベルを指定します。 | − |
ejbserver.application.userlog.Logger.<ロガー名称>※3.useParentHandlers | なし | ログレコードを受け取ったロガーから,親ロガーの接続しているハンドラへログレコードを伝播させるかどうかを指定します。 | − |
<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC\web\containers\<コンテナサーバ名>\logs\user\<ユーザ指定値>
/opt/Cosminexus/CC/web/containers/<コンテナサーバ名>/logs/user/<ユーザ指定値>
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.clientから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(b) ejbserver.clientから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.client.ctm.RequestPriority | なし | CTM内のキューに滞留したリクエストを引き出す時のプライオリティ(優先順位)を指定します。 | − |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.containerから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(f) ejbserver.containerから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.container.rebindpolicy | なし | EJBメソッドの呼び出し時に通信障害が発生した場合の,EJBクライアント側でのコネクションの再接続動作とリクエストの再送動作を指定します。 | − |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.jndiから始まるキーを次に示します。Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(p) ejbserver.jndiから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.jndi.cache | あり | Enterprise Beanを呼び出す場合だけ指定します。 ネーミングでのキャッシングをするかどうかを指定します。 キャッシングをする場合はonを,キャッシングをしない場合はoffを指定します。 |
− |
ejbserver.jndi.cache.interval | あり | Enterprise Beanを呼び出す場合だけ指定します。 ネーミングでのキャッシングをする場合,キャッシュをクリアする間隔(単位:秒)を指定します。 ただし,1〜2147483647以外の値を指定した場合,クリアしません。 |
− |
ejbserver.jndi.cache.interval.clear.option | あり | インターバル経過後のネーミングでのキャッシュ領域に対する動作を決定します。
|
− |
ejbserver.jndi.cache.reference | なし | DataSourceオブジェクトのキャッシング機能を使用するかどうかを指定します。 | − |
ejbserver.jndi.namingservice.group.list | なし | ラウンドロビン検索をする場合に,検索対象になる論理ネーミングサービスのグループを定義します。 | − |
ejbserver.jndi.namingservice.group.<Specify group name>.providerurls | なし | 各グループに属するネーミングサービスのルート位置を指定します。 | − |
ejbserver.jndi.request.timeout | なし | ネーミングサービスとの通信タイムアウト時間(単位:秒)を指定します。 | − |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.jtaから始まるキーを次に示します。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.jta.pooldeffile.scramble.enabled | 独自 | DDファイルをスクランブル化するかどうかを指定します。
|
false |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.loggerから始まるキーを次に示します。Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(r) ejbserver.loggerから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>※.filenum | なし | Webコンテナサーバのログファイルの面数を指定します。 |
|
ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>※.filesize | なし | Webコンテナサーバのログファイルのサイズ(単位:バイト)を指定します。 |
|
ejbserver.logger.enabled.* | なし | Webコンテナサーバのログレベルを指定します。 | Error |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.rmiから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(v) ejbserver.rmiから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.rmi.request.timeout | なし | クライアントとサーバ間の通信タイムアウト時間(単位:秒)を指定します。 | − |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるejbserver.serverから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(w) ejbserver.serverから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
ejbserver.server.prf.PRFID | なし | PRF識別子を指定します。 | − |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるjavaから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(aa) javaから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
java.naming.factory.initial | なし | JNDIのInitialContextがデレゲートするコンテキストの実装クラスのファクトリクラスを指定します。 | − |
java.naming.provider.url | 独自 | Enterprise Beanを呼び出す場合だけ J2EEサーバ上のEJBコンテナと通信する場合,CORBAネーミングサービスのホスト名称とポート番号を指定します。このCORBAネーミングサービスは,Webコンテナサーバから呼び出されるJ2EEサーバがネーミングサービスとして利用しているものです。 |
corbaname::localhost:900 |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるvbrokerから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(ac) vbrokerから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
vbroker.orb.htc.comt.entryCount | なし | Cosminexus TPBroker通信トレースファイル1個当たりのエントリ数の上限値を指定します。 | − |
vbroker.orb.htc.comt.fileCount | なし | Cosminexus TPBroker通信トレースファイルの個数の上限値を指定します。 | − |
vbroker.orb.htc.tracePath | なし | Cosminexus TPBrokerのトレースファイル出力先のパスを指定します。 |
|
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるwebserver.connectorから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(ad) webserver.connectorから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
webserver.connector.ajp12.backlog | なし | 旧バージョンとの互換性を保つためのキーです。 webserver.connector.ajp13.backlogとして使用されます。指定できる値については,webserver.connector.ajp13.backlogキーの説明を参照してください。 このキーとwebserver.connector.ajp13.backlogの両方が指定されていた場合,このキーの値が使用されます。 |
− |
webserver.connector.ajp12.max_threads | なし | 旧バージョンとの互換性を保つためのキーです。 webserver.connector.ajp13.max_threadsとして使用されます。指定できる値については,webserver.connector.ajp13.max_threadsキーの説明を参照してください。 このキーとwebserver.connector.ajp13.max_threadsの両方が指定されていた場合,このキーの値が使用されます。 1025以上の値が設定されていた場合,webserver.connector.ajp13.max_threadsのデフォルト値の100が使用されます。 |
− |
webserver.connector.ajp12.port | なし | 旧バージョンとの互換性を保つためのキーです。 webserver.connector.ajp13.portとして使用されます。指定できる値については,webserver.connector.ajp13.portキーの説明を参照してください。 このキーとwebserver.connector.ajp13.portの両方が指定されていた場合,このキーの値が使用されます。 |
− |
webserver.connector.ajp13.backlog | なし | リダイレクタからの接続要求の最大の待ち行列数を指定します。※1 | − |
webserver.connector.ajp13.bind_host | なし | Webサーバ連携で使用するIPアドレスまたはホスト名称を指定します。 | − |
webserver.connector.ajp13.max_threads | あり | Webコンテナがリクエストを処理する同時実行数を指定します。※3 1〜1024の整数で指定します。 指定されたリクエストの同時実行数分のスレッドがサーバ起動時に生成されます。 |
− |
webserver.connector.ajp13.port | なし | Webサーバとの通信に使用するポート番号を指定します。※4 | − |
webserver.connector.ajp13.receive_timeout | なし | リクエスト受信処理のリダイレクタへのデータ要求処理で,リダイレクタからの応答を待つ時間(通信タイムアウト値)を指定します。 | − |
webserver.connector.ajp13.send_timeout | なし | レスポンス送信処理のタイムアウト値を指定します。 | − |
webserver.connector.http.bind_host | なし | 簡易Webサーバで使用するローカルIPアドレス,または解決できるローカルホスト名称を指定します。 | − |
webserver.connector.http.enabled | 独自 | 簡易Webサーバを使用するかどうかを指定します。
|
|
webserver.connector.http.permitted.hosts | なし | 簡易Webサーバへのアクセスを許可するホストのIPアドレスまたはホスト名を指定します。 | − |
webserver.connector.http.port | 独自 | 簡易Webサーバのポート番号を1〜65535の整数で指定します。※4 | 8080 |
webserver.connector.redirect_https.port | なし | Webサーバが使用しているHTTPSのポート番号を指定します。※4 | − |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるwebserver.containerから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(ae) webserver.containerから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
webserver.container.ac.logEnabled | なし | Webコンテナの保守用のトレースログを出力するかどうかを指定します。 | − |
webserver.container.server_id.enabled | なし | サーバIDのCookieをHTTPレスポンスに付加するかどうかを指定します。 | − |
webserver.container.server_id.name | なし | サーバIDのCookieをHTTPレスポンスに付加する場合に,Cookieの名前を指定します。 | − |
webserver.container.server_id.value | なし | サーバIDのCookieをHTTPレスポンスに付加する場合に,Cookieの値を指定します。 | Webコンテナを実行するホストのIPアドレスとWebサーバとの通信に使用するポート番号から生成する文字列 |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるwebserver.contextから始まるキーを次に示します。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
webserver.context.check_interval | 独自 | Webアプリケーションの更新検知インターバルを0〜2147483647の範囲(単位:秒)の整数で指定します。 0を指定した場合,更新の自動検知は行われません。 Webアプリケーションのリロード機能が無効の場合,このプロパティは設定できません。設定した場合無視されます。 数値以外の文字列,範囲外の数値または空文字列を指定した場合はメッセージを出力し,デフォルト値が設定されます。 |
0 |
webserver.context.reload_delay_timeout | 独自 | Webアプリケーションのリロードの遅延実行機能を使用するかどうかを指定します。 Webアプリケーションのリロード機能が無効の場合,このプロパティは設定できません。設定した場合無視されます。 リロードの遅延実行機能を使用するかどうかは,-2147483648〜2147483647の整数で指定します。
|
0 |
webserver.context.reloadable | 独自 | Webアプリケーションのクラスファイルの更新を自動検知するかどうかを指定します。
|
false |
webserver.context.update.interval | 独自 | 更新するファイルのコピーに必要な時間のインターバルを0〜2147483647の範囲(単位:秒)の整数で指定します。なお,インターバルは余裕のある値にしてください。リソースの更新を検知してから指定したインターバルのあとに,処理中リクエストの監視が開始されます。 Webアプリケーションのリロード機能が無効の場合,このプロパティは設定できません。設定した場合無視されます。 数値以外の文字列や範囲外の数値を指定した場合はメッセージを出力し,デフォルト値が設定されます。 |
0 |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるwebserver.errorpageから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(ag) webserver.errorpageから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
webserver.errorpage.stack_trace.enabled | なし | 例外発生時,デフォルトのエラーページにスタックトレースを出力するかどうかを指定します。 | − |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるwebserver.jspから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(ai) webserver.jspから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
webserver.jsp.check_interval | なし | JSPの更新検知インターバルを0〜2147483647の範囲(単位:秒)の整数で指定します。 0を指定した場合,更新の自動検知は行われません。 |
1 |
webserver.jsp.compile.backcompat | なし | JSPから生成されたサーブレットのjavaソースのコンパイル時に,javaソースコードのバージョンを指定します。 | − |
webserver.jsp.keepgenerated | あり | JSPファイルのコンパイルで生成されたjavaファイルを保持するかどうかを指定します。 次の値を指定します。
|
− |
webserver.jsp.recompilable | 独自 | JSPファイルが更新されたときに自動的に再コンパイルするかどうかを指定します。
|
false |
webserver.jsp.translation.backcompat.customAction.declareVariable | なし | 複数のカスタムタグで,スクリプト変数名とスクリプト変数のスコープが重複する場合,JSPファイルから生成されたJavaコードで2回目のカスタムタグに対応するスクリプト変数の変数宣言を出力するかどうかを指定します。 | − |
webserver.jsp.translation.backcompat.taglib.noCheckPrefix | なし | taglibディレクティブの前に,taglibディレクティブで指定したprefixを使用したカスタムタグを記述しているかチェックするかどうかを指定します。 | − |
webserver.jsp.translation.backcompat.tag.noCheckRtexprvalue | なし | Expressionが指定できないタグの属性値にExpressionが指定されているかどうか検証するかどうかを指定します。 | − |
webserver.jsp.translation.backcompat.tag.rtexprvalueTerminate | なし | タグの属性値が,「"<%=」(または「'<%=」)で開始しており,「%>"」(「'<%」で開始した場合は「%>'」)で終了していない属性値の「"」(または「'」) で囲まれた値を文字列として扱うかどうかを指定します。 | − |
webserver.jsp.translation.backcompat.useBean.noCheckClass | なし | JSPトランスレーション時に<jsp:useBean>タグのクラス属性値のチェック処理を実行するかどうかを指定します。 | − |
webserver.jsp.update.interval | 独自 | JSPのリロード監視対象ファイルのコピーに必要な時間のインターバルを0〜2147483647の範囲(単位:秒)の整数で指定します。 なお,インターバルは余裕のある値にしてください。JSPファイルの更新を検知してから指定したインターバルのあとに,JSPの再コンパイルが実行されます。 JSPの再コンパイル機能が無効の場合,このプロパティは設定できません。設定した場合無視されます。 数値以外の文字列や範囲外の数値を指定した場合はメッセージを出力し,デフォルト値が設定されます。 |
0 |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるwebserver.sessionから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(ak) webserver.sessionから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
webserver.session.persistence.enabled | 独自 | リロード時のセッション継続機能を使用するかどうかを指定します。
|
false |
webserver.session.server_id.enabled | なし | セッションIDにサーバIDを付加するかどうかを指定します。 | − |
webserver.session.server_id.value | なし | セッションIDに付加するサーバIDを指定します。 | Webコンテナを実行するホストのIPアドレスとWebサーバとの通信に使用するポート番号から生成する文字列 |
webserver.session.work.directory | 独自 | セッション情報ファイルの出力先ディレクトリを絶対パスで指定します。 指定したディレクトリにはWebアプリケーション単位にコンテキストルート名のディレクトリを作成し,作成したディレクトリ下にセッション情報ファイルを作成します。 作成したセッション情報ファイルは,リロード処理完了後に削除されます。webserver.session.work.clean=falseが設定されている場合は削除されません。 このプロパティを設定する場合,サーバ単位で出力先が重複しないように注意してください。 リロード時のセッション継続機能が無効の場合,このプロパティは設定できません。なお,このプロパティはサーブレットエンジンモードでだけ有効です。 |
|
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるwebserver.shutdownから始まるキーを次に示します。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
webserver.shutdown.port | 独自 | Webコンテナが終了用のメッセージを受信するために使用するポートを指定します。※ 1〜65535の整数で指定します。 |
8005 |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるwebserver.staticから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(am) webserver.staticから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
webserver.static_content.cache.enabled | なし | 静的コンテンツキャッシュ機能の有効/無効/強制的な無効を指定します。 | − |
webserver.static_content.cache.size | なし | 静的コンテンツキャッシュ機能が有効な場合,メモリにキャッシュできるサイズ(単位:バイト)の上限を指定します。 | − |
webserver.static_content.cache.filesize.threshold | なし | 静的コンテンツキャッシュ機能が有効な場合,キャッシュできるファイルサイズ(単位:バイト)を指定します。 | − |
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるwebserver.workから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(an) webserver.workから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
webserver.work.clean | なし | JSP用テンポラリディレクトリ下に生成したディレクトリをサーバ起動時,および終了時に削除するかどうかを指定します。 | − |
webserver.work.directory | あり | JSP用一時ディレクトリを指定します。絶対パスによるディレクトリ名を指定します。※ |
|
Webコンテナサーバ用usrconf.propertiesファイルで指定できるwebserver.xmlから始まるキーを次に示します。J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルと共通のキーの詳細については,「2.4(5)(ao) webserver.xmlから始まるキー」を参照してください。
キー名称 | J2EEサーバ用usrconf.propertiesファイルとの差異 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
webserver.xml.validate | あり | Servlet 2.2,およびServlet 2.3のWebアプリケーションについて,デプロイメント・ディスクリプタ(web.xmlファイル),およびタグライブラリ・ディスクリプタ(TLDファイル)が,DTDで記述されたスキーマに沿って記述されているかチェックするかどうかを指定します。 次の値を指定します。
|
− |
ejbserver.logger.enabled.*=Error,Warning,Information,Debug ejbserver.logger.channels.define.WebMessageLogFile.filenum=2 ejbserver.logger.channels.define.WebMessageLogFile.filesize=1048576 ejbserver.application.InitTermProcessClasses=InitTermClass1,InitTermClass2 webserver.connector.http.enabled=false webserver.connector.http.port=8080 webserver.shutdown.port=8005 webserver.connector.ajp13.port=8007 webserver.connector.ajp13.max_threads=10 webserver.connector.ajp13.backlog=100 webserver.connector.ajp13.receive_timeout=600 webserver.work.directory=c:/work
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2007, Hitachi, Ltd.