Cosminexus システム運用ガイド

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8.4 N:1リカバリシステムの起動と停止

この節では,N:1リカバリシステムを利用する場合の,システムの起動と停止の手順について説明します。

N:1リカバリシステムを利用して運用する場合は,あらかじめ現用系と予備系の2種類のホストの用意や,クラスタサービスの対象となる運用管理エージェントを監視・起動・停止するスクリプトの登録など,必要な環境設定をしておく必要があります。設定方法については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のN:1リカバリシステムの設定に関する説明を参照してください。

ポイント
N:1リカバリシステムを利用する場合,Management Serverは運用管理サーバで起動します。なお,個々のアプリケーションサーバのホストでは,運用管理エージェントをOS起動と同時に起動する設定にしないでください。
参考
動作中の系を区別する場合,「実行系」と「待機系」の2種類の系に分けられます。
  • 実行系
    業務処理を実行するN台のアプリケーションサーバがある系のことです。
  • 待機系
    1台のリカバリ専用サーバがある系のことです。
<この節の構成>
8.4.1 N:1リカバリシステムの起動
8.4.2 N:1リカバリシステムの停止