Cosminexus システム運用ガイド

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7.1 データベース監査証跡と連携した運用の概要

この節では,データベースが提供する監査証跡の機能と連携し,Cosminexusシステムの情報をデータベース監査証跡として出力した場合の運用の概要について説明します。

データベース監査証跡とは,データベースの監査に利用するためのデータベースの操作記録です。監査者がデータベース監査証跡を調査することによって,監査対象のテーブルに決められた操作権限どおりに運用が行われているか,不正なアクセスがないかをチェックできます。データベース監査証跡の出力,取得,参照などをするための機能は,データベースが提供しています。データベース監査証跡の詳細については,データベースのマニュアルを参照してください。また,Cosminexusシステムと連携できるデータベースについては,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のデータベース監査証跡との連携に関する説明を参照してください。

Cosminexusシステムでは,データベース監査証跡連携機能を使用して,Cosminexusシステムの情報(ルートアプリケーション情報)をデータベース監査証跡に出力できます。データベース監査証跡に出力されたルートアプリケーション情報を利用して,データベースの監査対象のテーブルにアクセスしたリクエストを特定できます。

データベース監査証跡連携機能の詳細については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のデータベース監査証跡との連携に関する説明を,データベース監査証跡連携機能を使用するための設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」のデータベース監査証跡との連携の設定に関する説明を参照してください。