Cosminexus システム運用ガイド

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5.4.9 JavaVM出力メッセージログの取得(標準出力またはエラーリポートファイル

ここでは,JavaVMが出力するメッセージログの取得について説明します。

JavaVMでクラッシュが発生した場合,JavaVMはデバッグ情報を標準出力とエラーリポートファイルに出力します。

エラーリポートファイルは,次の場合に出力されます。

ただし,エラーリポートファイルの作成時にシグナルやメモリ不足が発生した場合,このファイルは作成されません。

<この項の構成>
(1) Windowsの場合
(2) UNIXの場合

(1) Windowsの場合

エラーリポートファイルの出力先および出力ファイル名は次のとおりです。

<作業ディレクトリ>\ejb\<サーバ名>\hs_err_pid<サーバプロセスのプロセスID>.log

参考
Cヒープが不足した場合,次の順序でメッセージ出力およびダンプ出力が実行されます。必要な情報を取得してください。
  1. Cヒープ不足を示すメッセージログが,エラーリポートファイルおよび標準出力に出力されます。
  2. 1.の実行中にメモリ不足が発生した場合,簡易メッセージが標準出力に出力されます。
  3. ワトソンログが起動され,ダンプ出力が実行されます。

(2) UNIXの場合

エラーリポートファイルの出力先および出力ファイル名は次のとおりです。

<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名>/hs_err_pid<サーバプロセスのプロセスID>.log

参考
Cヒープが不足した場合,次の順序でメッセージ出力およびcoreダンプの生成が実行されます。必要な情報を取得してください。
  1. Cヒープ不足を示すメッセージログが,エラーリポートファイルおよび標準出力に出力されます。
  2. 1.の実行中にメモリ不足が発生した場合,簡易メッセージが標準出力に出力されます。
  3. 簡易メッセージの出力処理中にさらにメモリ不足が発生した場合,メッセージおよびエラーログファイルの出力処理を中止して,coreダンプを生成します。