Cosminexus システム運用ガイド

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5.4.6 JavaVMのガーベージコレクションログの取得

JavaVMのガーベージコレクションログは,JavaVMまたはJ2EEサーバ起動前にログ出力先が設定されている場合にだけ取得できます。

ガーベージコレクションログの出力先は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に,ejb.server.log.directoryパラメタで指定します。

また,実行中のJavaプロセスでガーベージコレクションを発生させたい場合は,javagcコマンドを実行してください。javagcコマンドは,トラブル発生時の要因調査のほか,1トランザクション当たりのメモリ使用量の測定,メモリリークの調査,アプリケーションのデバッグなどの目的でも使用できます。

実行中のJavaプロセスを指定してガーベージコレクションを発生させる場合のjavagcコマンドの実行形式を次に示します。なお,これ以外に指定できるオプションについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。

実行形式
 
javagc -p <プロセスID>
 

実行結果として,次のログが出力されます。なお,これは,オプションとして,-XX:+HitachiVerboseGCPrintCauseが指定されている場合の例です。

 
[VGC]<Wed Mar 17 00:42:30 2004>(Skip Full:0,Copy:0)[ Full GC 149K->149K(1984K),0.0786038
secs] [ DefNew::Eden:264K->0K(512K)] [ DefNew::Survivor:0K->63K(64K)] [ Tenured:
85K->149K(1408K)] [ Perm:1300K->1300K(1536K)] [ cause:JavaGC Command]