Cosminexus システム構築ガイド
次の手順に従って,旧バージョンからCosminexus 07-60へ移行してください。
このほか,セッションフェイルオーバ機能を使用している場合,Management Serverを使用しているシステムでは,手動でSFOサーバを移行する必要があります。詳細については,「付録A.10 手動による定義などの修正」を参照してください。なお,Management Serverを使用していないシステムでは,J2EEサーバの移行前に,SFOサーバの移行が必要です。SFOサーバの移行手順については,「付録A.13 セッションフェイルオーバ機能を使用している場合のバージョンアップ」を参照してください。
旧バージョンからの仕様変更を確認します。機能の変更や追加に伴い,旧バージョンで使用している機能,使用条件,使用方法によっては,次の作業が必要となります。
なお,互換性を保つためのオプションが提供されている場合もありますが,推奨のオプションではありません。詳細については,「付録A.3 旧バージョンからの仕様変更の確認」を参照してください。
移行のために十分なディスク容量があるかを確認します。詳細については,「付録A.4 J2EEサーバの作業ディレクトリのディスク容量の確認」を参照してください。
移行前にCosminexusの動作環境,動作状態などを確認します。詳細については,「付録A.5 移行前の確認」を参照してください。
移行前に定義ファイルなどをバックアップします。詳細については,「付録A.6 定義などのバックアップ」を参照してください。
次に示す構成ソフトウェア以外の,他構成ソフトウェアの移行を準備します。
移行の準備の詳細はそれぞれの他構成ソフトウェアのドキュメントを参照してください。なお,ここで準備した情報を基に,「(11) 他構成ソフトウェアの移行実施」で他構成ソフトウェアを移行してください。
使用しているCosminexusの全構成ソフトウェアをアップグレードインストールします。ただし,Cosminexus Version 6から移行する場合で,UNIX環境に次の構成ソフトウェアがインストールされているときは,これらの構成ソフトウェアを必ずアンインストールしてから,アップグレードインストールを実施してください。
なお,インストール方法やインストール時の注意事項については,「2.2.1 インストール方法」を参照してください。また,Cosminexus Component Containerのアップグレードインストールの注意については,「2.2.1(1)(c) アップグレードインストールの場合」を参照してください。
定義情報,DD情報などを継続して利用できるようにするため,J2EEサーバの移行コマンド(cjenvupdate)を実行します。詳細については,「付録A.7 J2EEサーバの移行コマンドの実行」を参照してください。
旧バージョンでDB Connectorを使用していた場合,またはほかのリソースアダプタ(uCosminexus TP1 ConnectorおよびTP1/Message Queue-Access)をアップグレードインストールする場合,DB Connectorやリソースアダプタを入れ替えるためには,リソースアダプタの移行コマンド(cjrarupdate)を実行します。詳細については,「付録A.8 リソースアダプタの移行コマンドの実行」を参照してください。
旧バージョンでManagement Serverを使用していた場合,J2EEサーバの移行に合わせてManagement Serverの構成情報も移行するためには,Management Serverの移行コマンド(mngsvrupdate)を実行します。詳細については,「付録A.9 Management Serverの移行コマンドの実行」を参照してください。
手動で定義などを修正します。機能の変更,追加に伴い,互換性を保つためのオプションが提供されています。旧バージョンで使用している機能,使用方法,使用条件によっては,次の作業が必要となります。
詳細については,「付録A.10 手動による定義などの修正」を参照してください。
他構成ソフトウェアを移行します。移行の詳細はそれぞれの他構成ソフトウェアのドキュメントを参照してください。なお,「(5) 他構成ソフトウェアの移行準備」で準備した情報を基に移行を実施してください。
移行後にCosminexusの動作確認を実施します。
移行コマンドでは,各種バックアップを作成します。移行後の確認が完了したあと,バックアップを削除してください。詳細については,「付録A.11 移行コマンドで作成されたバックアップの削除」を参照してください。
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