Cosminexus システム構築ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

17.7.3 設定ファイルの編集

設定ファイルを編集します。ここでは,HAモニタと連携する場合に注意が必要な設定ファイルについて説明します。なお,現用系と予備系で必要となる設定が異なります。

  1. 運用管理エージェントの設定
  2. Management Serverの設定
  3. Management Serverの運用管理コマンド(mngsvrutil)の設定

現用系では,2.と3.を設定してください。1.は運用管理サーバ上に論理サーバを定義している場合だけ設定してください。

予備系では,3.だけ設定してください。1.と2.については,現用系からManagement Serverの設定情報をコピーすることで設定できるため,ここでは設定不要です。

注意
運用管理サーバ上に論理サーバを定義している場合は,運用管理サーバ上の運用管理エージェントを設定する必要があります。なお,システム構成例では,運用管理サーバ上に論理サーバを定義していないため,設定不要です。
<この項の構成>
(1) 運用管理エージェントの設定
(2) Management Serverの設定
(3) Management Serverの運用管理コマンド(mngsvrutil)の設定

(1) 運用管理エージェントの設定

運用管理エージェントプロパティファイル(adminagent.properties)に設定する項目のうち,HAモニタと連携する場合に留意する設定項目について説明します。なお,adminagent.propertiesについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。

(2) Management Serverの設定

Management Server環境設定ファイル(mserver.properties)に設定する項目のうち,HAモニタと連携する場合に留意する設定項目について説明します。なお,mserver.propertiesについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。

(3) Management Serverの運用管理コマンド(mngsvrutil)の設定

ローカルシステムアカウントのホームディレクトリに,Management Serverの運用管理コマンド(mngsvrutil)のクライアント側定義ファイル(.mngsvrutilrc)を用意し,Management Serverの管理ユーザのユーザIDとパスワードを設定してください。また,クライアント側定義ファイルには適切なアクセス権限を設定してください。

このファイルは,Management Serverのプロセスを監視するスクリプト,運用管理サーバを起動および停止するスクリプトで,mngsvrutilコマンドを実行する際に使用します。

なお,mngsvrutilコマンドのクライアント側定義ファイル(.mngsvrutilrc)については,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。