Cosminexus システム構築ガイド

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17.4 相互系切り替えシステムの設定(Windowsの場合)

相互系切り替えシステムは,アプリケーションサーバの実行系と待機系を1:1にする構成の一つで,それぞれのアプリケーションサーバを実行系として稼働させながら,お互いの待機系にする構成(相互スタンバイ構成)のシステムです。それぞれのアプリケーションサーバに同じ種類のJ2EEサーバを配置して,異なるJ2EEサーバを起動しておくことで,それぞれのアプリケーションサーバが実行系として動作しながらお互いの待機系として機能します。どちらか一方の系に障害が発生すると,もう一方の系に切り替えられます。これによって,少ない台数のアプリケーションサーバマシンで,むだの少ない運用ができるようになります。このシステムは,Smart Composer機能を使用して構築します。この節では,相互系切り替えシステムの設定について説明します。

なお,相互系切り替えシステムの詳細については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のクラスタソフトウェアと連携したシステムの運用に関する説明を参照してください。システム構成については,マニュアル「Cosminexus システム設計ガイド」のアプリケーションサーバの実行系と待機系を相互スタンバイにする構成に関する説明を参照してください。

<この節の構成>
17.4.1 相互系切り替えシステムの設定手順
17.4.2 クラスタサーバの環境設定
17.4.3 設定ファイルの編集
17.4.4 汎用スクリプトファイルの作成
17.4.5 クラスタアドミニストレータでのクラスタサーバの環境設定
17.4.6 アプリケーションサーバの設定