Cosminexus システム構築ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

9.9.3 属性ファイルの指定例

ここでは,メッセージインフローを実行する場合の属性ファイルの指定方法について,例を使用して説明します。

Connector属性ファイルとアプリケーション統合属性ファイルでは,次の図に示す個所の設定を合わせる必要があります。

図9-18 Connector属性ファイルとアプリケーション統合属性ファイルで同じ値を指定する個所

[図データ]

それぞれの指定内容は次のとおりです。

以降,a〜cに指定する内容を中心に説明します。

<この項の構成>
(1) javax.jms.MessageListenerインタフェースを使用したMessage-driven Beanおよびリソースアダプタの場合
(2) 任意のメッセージリスナインタフェースを使用したMessage-driven Beanおよびリソースアダプタの場合

(1) javax.jms.MessageListenerインタフェースを使用したMessage-driven Beanおよびリソースアダプタの場合

メッセージリスナのインタフェースとしてjavax.jms.MessageListenerインタフェースを使用する場合の属性ファイルの指定例を示します。

ここでは,次の図に示す構成を例にして説明します。JMSに対応した二つのMessage-driven Beanが,それぞれ別の管理オブジェクト(javax.jms.Queue)からメッセージを受信する例です。

図9-19 javax.jms.MessageListenerインタフェースを使用したMessage-driven Beanおよびリソースアダプタの構成例

[図データ]

アプリケーション統合属性ファイルの指定例を次に示します。

図9-20 アプリケーション統合属性ファイルの指定例(javax.jms.MessageListenerインタフェースを使用する場合)

[図データ]

図の説明:
図中の(2)〜(4)は,「9.9.2 リソースアダプタとJ2EEアプリケーションでの設定内容」での説明の項番と対応しています。また,a,b-1,b-2,cは,それぞれ次の設定を示します。
  • a:Message-driven Beanが使用するインタフェース
  • b-1,b-2:ActivationSpecと管理対象オブジェクトの対応づけ
  • c:Message-driven Beanとリソースアダプタの対応づけ
なお,a,b-1,b-2,cの設定値は,図9-21と対応しています。

Connector属性ファイルの指定例を次の図に示します。

図9-21 Connector属性ファイルの指定例(javax.jms.MessageListenerインタフェースを使用する場合)

[図データ]

図の説明:
図中の(1)〜(3)は,「9.9.2 リソースアダプタとJ2EEアプリケーションでの設定内容」での説明の項番と対応しています。また,a,b-1,b-2,cは,それぞれ次の設定を示します。
  • a:Message-driven Beanが使用するインタフェース
  • b-1,b-2:ActivationSpecと管理対象オブジェクトの対応づけ
  • c:Message-driven Beanとリソースアダプタの対応づけ
なお,a,b-1,b-2,cの設定値は,図9-20と対応しています。

(2) 任意のメッセージリスナインタフェースを使用したMessage-driven Beanおよびリソースアダプタの場合

メッセージリスナのインタフェースとして任意のインタフェースを使用する場合の属性ファイルの指定例を示します。

ここでは,次の図に示す構成を例にして説明します。

図9-22 任意のメッセージリスナインタフェースを使用したMessage-driven Beanおよびリソースアダプタの構成例

[図データ]

この例では,リソースアダプタが次に示す二つの独自のインタフェースに対応しています。

アプリケーション統合属性ファイルの指定例を次の図に示します。

図9-23 アプリケーション統合属性ファイルの指定例(任意のメッセージリスナインタフェースを使用する場合)

[図データ]

図の説明:
図中の(2)〜(4)は,「9.9.2 リソースアダプタとJ2EEアプリケーションでの設定内容」での説明の項番と対応しています。また,a-1,a-2,b,cは,それぞれ次の設定を示します。
  • a-1,a-2:Message-driven Beanが使用するインタフェース
  • b:ActivationSpecと管理対象オブジェクトの対応づけ
  • c:Message-driven Beanとリソースアダプタの対応づけ
なお,a-1,a-2,b,cの設定値は,図9-24と対応しています。

Connector属性ファイルの指定例を次の図に示します。

図9-24 Connector属性ファイルの指定例(任意のメッセージリスナインタフェースを使用する場合)

[図データ]

図の説明:
図中の(1)〜(3)は,「9.9.2 リソースアダプタとJ2EEアプリケーションでの設定内容」での説明の項番と対応しています。また,a-1,a-2,b,cは,それぞれ次の設定を示します。
  • a-1,a-2:Message-driven Beanが使用するインタフェース
  • b:ActivationSpecと管理対象オブジェクトの対応づけ
  • c:Message-driven Beanとリソースアダプタの対応づけ
なお,a-1,a-2,b,cの設定値は,図9-23と対応しています。