Cosminexus システム構築ガイド
J2EEアプリケーションの設定には,サーバ管理コマンドを使用します。
なお,ここでは,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーション(EAR形式/ZIP形式)や展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションが作成済みであることを前提に,J2EEアプリケーションの設定方法について説明します。J2EEアプリケーションは,MyEclipseなどを使用して,アプリケーション開発時に作成しておいてください。アプリケーションの作成については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション開発ガイド」を参照してください。
J2EEアプリケーションの新規設定の流れを次の図に示します。
図9-12 J2EEアプリケーションの新規設定の流れ
図中の1.〜3.について説明します。
サーバ管理コマンドでの操作については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。また,コマンドや属性ファイルについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」,またはマニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。
J2EEアプリケーションのバージョンアップやメンテナンスをするために,J2EEアプリケーションを入れ替えられます。
J2EEアプリケーションの入れ替えは,サーバ管理コマンドを使用して実行します。通常のデプロイ操作のほかに,リデプロイ機能やリロード機能を使用した入れ替えもできます。
アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの場合には,リデプロイ機能を使用して入れ替えができます。リデプロイでは,入れ替え前のJ2EEアプリケーションに対して設定した属性情報を入れ替え後のJ2EEアプリケーションに引き継げるため,少ない手順で高速に入れ替えができます。
展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションの場合には,J2EEアプリケーションを構成するクラスファイルなどの更新を検知し,更新したJ2EEアプリケーションをリロードする機能を使用できます。この機能を使用することで,J2EEアプリケーションを再デプロイしなくても,デプロイ済みのEJB-JAR,サーブレットやJSPを動的に入れ替えられるようになります。
また,J2EEアプリケーションを入れ替えるときに,既存のJ2EEアプリケーションの名前を変更することによって,J2EEアプリケーションの世代も管理できます。
24時間サービス提供が必要なJ2EEアプリケーションを入れ替える場合には,Webアプリケーションのサービスの部分閉塞やCTMの使用によって,サービスを停止しないでJ2EEアプリケーションを入れ替えることもできます。
J2EEアプリケーションの入れ替えと保守については,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」を参照してください。サーバ管理コマンドの操作については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。
サーバ管理コマンドでは,作成済みのEJB-JARファイルやWARファイルなどをEAR形式またはZIP形式にアセンブルして,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを作成することもできます。サーバ管理コマンドでのアーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの作成の流れを次の図に示します。
図9-13 サーバ管理コマンドでのアーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの作成の流れ
ここでは,図中の作業のうち,J2EEアプリケーションの作成の作業について説明します。ほかの作業については,「(1) J2EEアプリケーションの新規設定の流れ」を参照してください。
J2EEアプリケーションの構成によって,インポートするファイルや作業の手順が異なります。
サーバ管理コマンドでのJ2EEアプリケーションの作成については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。
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