Cosminexus システム構築ガイド

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9.4 JavaBeansリソースの設定

この節では,JavaBeansリソースの設定について説明します。

サーバ管理コマンドを使用してJavaBeansリソースのプロパティを設定し,JavaBeansリソースをインポートします。

JavaBeansリソースの設定には,サーバ管理コマンドを使用します。

ここでは,JavaBeansリソースの新規設定の流れ,設定変更の流れ,および入れ替えの流れについて説明します。

<この節の構成>
(1) JavaBeansリソースの新規設定の流れ
(2) JavaBeansリソースの設定変更の流れ
(3) JavaBeansリソースの入れ替えの流れ

(1) JavaBeansリソースの新規設定の流れ

JavaBeansリソースの新規設定の流れを次の図に示します。

図9-9 JavaBeansリソースの新規設定の流れ

[図データ]

図中の1.〜2.について説明します。

  1. JavaBeansリソース属性ファイルを作成し,JavaBeansリソースのプロパティを定義します。
    JavaBeansリソース属性ファイルのテンプレートを使用してJavaBeansリソース属性ファイルを作成して,JavaBeansリソースのプロパティを定義してください。JavaBeansリソース属性ファイルのテンプレートは次のディレクトリに格納されています。
    • Windowsの場合
      <Cosminexusインストールディレクトリ>\CC\admin\templates\jb_template.xml
    • UNIXの場合
      /opt/Cosminexus/CC/admin/templates/jb_template.xml
    JavaBeansリソースのプロパティ定義で設定できる内容については,「9.6.2 JavaBeansリソースのプロパティ定義で設定できること」を参照してください。
  2. サーバ管理コマンドを使用して,JavaBeansリソースをインポートします。
    1.で設定したJavaBeansリソース属性ファイルと,JavaBeansリソースを含むJARファイルのパスを引数に指定し,cjimportjbコマンドを使用して,JavaBeansリソースをインポートします。

サーバ管理コマンドでの操作については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。また,コマンドや属性ファイルについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」,またはマニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。

参考
  • JavaBeansリソースを複数インポートする場合,インポート済みのJavaBeansリソースと同じ実装クラス名のJavaBeansリソースはインポートできません。先にインポートしたJavaBeansリソースを削除してからインポートするか,または実装クラス名を変更して再作成したあとでインポートしてください。
    また,JavaBeansリソースの実装クラス以外にほかのクラスファイルを使用している場合,ほかのクラスファイルに関してはチェックされません。
  • インポート時にcjimportjbコマンドに-dオプションを使用すると,アーカイブを生成しないで,ディレクトリ構成のままインポートできます。ディレクトリは,インポートしたいディレクトリの最上位を指定します。
    なお,指定したディレクトリがディレクトリ構成でない場合は,指定したディレクトリ直下のファイルをすべてインポートします。
    指定したディレクトリ下にあるすべてのファイルをインポートするため,不要なファイルをディレクトリに含めないでください。
注意
JavaBeansリソースを使用する場合,J2EEアプリケーションからJavaBeansリソースへのリファレンスを解決しておく必要があります。JavaBeansリソースを使用しているJ2EEアプリケーションのプロパティを定義するときに,J2EEアプリケーションからJavaBeansリソースへのリファレンスを解決しておいてください。

(2) JavaBeansリソースの設定変更の流れ

JavaBeansリソースの設定変更の流れを次の図に示します。

図9-10 JavaBeansリソースの設定変更の流れ

[図データ]

図中の1.〜2.について説明します。

  1. サーバ管理コマンドを使用して,JavaBeansリソースを停止します。
    cjstopjbコマンドを使用してJavaBeansリソースを停止します。なお,JavaBeansリソースを停止する前に,そのJavaBeansリソースを使用しているJ2EEアプリケーションをすべて停止してください。
  2. サーバ管理コマンドを使用して,JavaBeansリソースのプロパティを定義します。
    cjgetjbpropコマンドを使用してJavaBeansリソース属性ファイルを取得し,ファイル編集後に,cjsetjbpropコマンドで編集内容を反映させます。
    JavaBeansリソースのプロパティ定義で設定できる内容については,「9.6.2 JavaBeansリソースのプロパティ定義で設定できること」を参照してください。

(3) JavaBeansリソースの入れ替えの流れ

JavaBeansリソースの入れ替えの流れを次の図に示します。

図9-11 JavaBeansリソースの入れ替えの流れ

[図データ]

図中の1.〜4.について説明します。

  1. サーバ管理コマンドを使用して,JavaBeansリソースを停止します。
    cjstopjbコマンドを使用して入れ替えるJavaBeansリソースを停止します。なお,JavaBeansリソースを停止する前に,そのJavaBeansリソースを使用しているJ2EEアプリケーションをすべて停止してください。
  2. J2EEサーバを再起動します。
    cjstopsvコマンドを使用してJ2EEサーバを停止し,cjstarsvコマンドを使用してJ2EEサーバを再起動します。
  3. サーバ管理コマンドを使用して,JavaBeansリソースを削除します。
    cjdeletejbコマンドを使用して,入れ替えるJavaBeansリソースを削除します。
  4. サーバ管理コマンドを使用してJavaBeansリソースをインポートします。
    cjimportjbコマンドを使用して,新しいJavaBeansリソースをインポートします。