リソースとJ2EEアプリケーションの設定をする場合に知っておく必要がある,Server Plug-inを使用する前に必要な設定,サーバ管理コマンド実行時の動作方法,リソースとJ2EEアプリケーションの設定の制約事項などを次に示します。注意事項の詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。
- サーバ管理コマンドとServer Plug-inでは,使用できる機能に差異があります。例えば,セキュリティアイデンティティの設定はサーバ管理コマンドでしか使用できません。それぞれのインタフェースで使用できる機能については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。
- Server Plug-inを使用する場合には,Eclipseへの組み込みや環境設定などが必要です。Server Plug-inを使用するための設定については,「2.5 Server Plug-inの設定」を参照してください。
- Server Plug-inを起動する前に,運用管理エージェントとManagement Serverを起動しておく必要があります。運用管理エージェントの起動,Management Serverの起動については,「3.2 システムの起動と停止の設定」を参照してください。
- サーバ管理コマンドは,J2EEサーバが起動している状態で実行できるコマンドです。J2EEサーバおよびその前提プロセスを起動してからサーバ管理コマンドを実行してください。
- サーバ管理コマンドでは,J2EEアプリケーションやリソースのプロパティを設定するときに,属性情報が出力されたファイル(属性ファイル)を取得して,テキストエディタなどで編集します。このとき,Connector属性ファイルなど固有の属性ファイルを取得するほかに,すべての属性情報を含んだアプリケーション統合属性ファイルを取得して,属性情報を一括して編集することができます。
- サーバ管理コマンドには,参照系コマンド,更新系コマンドおよび特権系コマンドがあります。これらは,組み合わせによって,同時に実行できるものと,排他処理されるものがあります。実行時には注意してください。参照系コマンドと更新系コマンドの分類については,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。
- アクセス権やネットワークの設定をしておくことで,サーバ管理コマンド,J2EEサーバおよびCORBAネーミングサービスは,それぞれ別のホストで実行できます。別のホストで実行する場合には,次のことに注意してください。
- J2EEサーバ間でCORBAネーミングサービスを共有している場合に,ほかのホスト上で実行されているJ2EEサーバの状態が表示されることがあります。誤操作に注意してください。
- 各ホストにインストールされているCosminexusのバージョンが異なると正常に実行できないことがあるので,同じバージョンの環境で使用してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2007, Hitachi, Ltd.