Cosminexus システム構築ガイド

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8.3.3 有効なHTTPメソッドの制限の設定

ここでは,有効なHTTPメソッドの制限について説明します。

<この項の構成>
(1) 概要
(2) 設定方法
(3) 設定例

(1) 概要

インプロセスHTTPサーバでは,HTTPリクエストで有効なHTTPメソッドのメソッド名を設定しておき,無効なHTTPメソッドを含むリクエストの受け付けを拒否することで,サーバ上のリソースへの不正アクセスを防止できます。なお,有効なHTTPメソッドとして設定する値は,RFC2616に規定されている値を使用する必要があります。ただし,メソッド名の文字列にアスタリスク(*)は使用できません。

(2) 設定方法

有効なHTTPメソッドの制限は,簡易構築定義ファイルで設定します。論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に,次のパラメタを設定してください。

(3) 設定例

有効なHTTPメソッドの制限の設定例を次に示します。なお,この設定例はデフォルトの設定です。

 
:
<param>
  <param-name>webserver.connector.inprocess_http.enabled_methods</param-name>
  <param-value>GET,HEAD,POST,PUT,DELETE,OPTIONS</param-value>
</param>
:
 

この設定例では,GETメソッド,HEADメソッド,POSTメソッド,PUTメソッド,DELETEメソッド,およびOPTIONSメソッドに対してアクセスを許可し,TRACEメソッドに対してアクセスを拒否します。