JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 システム管理者ガイド
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情報取得をする場合,次の環境設定が必要です。
- ユーザメニューの作成
ユーザ定義のツールを使って保守情報を取得する場合に必要です。
- 転送手段の設定
取得した保守情報を転送する場合に必要です。次の2とおりの転送手段があります。
- 管理コンソールへのファイルの転送
保守情報を格納するためのディレクトリを設定します。
- e-mail転送
保守情報をe-mailの添付ファイルとして転送するためのe-mailの宛先などを設定します。
次に,それぞれの操作手順について説明します。
- <この項の構成>
- (1) ユーザメニューの作成
- (2) 転送手段の設定
(1) ユーザメニューの作成
情報取得メニューとしてOS情報,JP1/ServerConductorログ,ハードウェア情報(本体装置)の3種類をデフォルトで用意しています。デフォルト以外の保守情報を取得したい場合は,エージェントサービス設定で情報取得メニューを追加します。追加したメニューは「11.7 保守情報の取得」の[情報取得]ダイアログボックスに,メニューとして表示され,保守情報の取得時に選択できます。
メニューを追加する手順を次に示します。
- [ホスト管理]ウィンドウの[設定]メニューから[エージェントサービス設定]を選択する
[エージェントサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [情報取得]タブを選択する
![[図データ]](FIGURE/SM080600.GIF)
ここで次の内容を設定します。
| 設定項目 |
設定内容 |
| メニュータイトル |
メニューリストに表示するメニュー名称を指定します。メニューは100個まで登録できます。 |
| 実行ファイル |
実行するファイル名および実行オプションを指定します。
- Windowsサーバの場合
実行ファイルは事前に管理対象サーバの「JP1/ServerConductorインストール先ディレクトリ\Tool\UsrBin」に格納しておいてください。実行ファイルの出力結果は環境変数%SmToolOutput%に定義されているディレクトリに出力してください。この環境変数は参照用のため変更しないでください。
- Linuxサーバの場合
実行ファイルは管理対象サーバの「/var/opt/hitachi/system_manager/tmp」に格納しておいてください。実行ファイルの出力結果は,実行ファイルの第1引数に指定されたディレクトリに出力してください。なお,「/var/opt/hitachi/system_manager/tmp」に格納した実行ファイルはAgent(Linux)のアンインストールのときに削除されます。
- HP-UXサーバの場合
実行ファイルは管理対象サーバの「/var/opt/htcsma/tmp」に格納しておいてください。実行ファイルの出力結果は「/var/opt/htcsma/collect」に出力してください。すでに古い情報が存在する場合は上書きされ,古い情報は削除されます。なお,「/var/opt/htcsma/tmp」に格納した実行ファイルはAgent(HP-UX)のアンインストールのときに削除されます。
|
- [追加]ボタンをクリックする
メニューリストに,指定したメニュータイトルが表示されます。不要なメニューを削除する場合は,削除したいメニューを選択して[削除]ボタンをクリックします。メニューの設定内容を変更する場合は,変更したいメニューを選択して,メニュータイトルおよび実行ファイルの内容を変更したあと,[変更]ボタンをクリックします。
- [OK]ボタンをクリックする
(2) 転送手段の設定
(a) 保守情報ファイルの格納先の設定
保守情報ファイルを管理コンソールへ転送する場合のファイルの格納先を設定します。
- [ホスト管理]ウィンドウの[設定]メニューから[コンソールサービス設定]を選択する
[コンソールサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [情報取得]タブを選択する
![[図データ]](FIGURE/SM080700.GIF)
- 取得情報の格納先を指定する
ここで指定できる格納先は,コンソールサービスをインストールしているホストのOSが認識できるディレクトリです。
- [OK]ボタンをクリックする
保守情報をe-mailで転送する場合の設定をします。
- [ホスト管理]ウィンドウの[設定]メニューから[マネージャサービス設定]を選択する
[マネージャサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [e-mail設定]タブを選択する
- 「e-mail設定を行う機能を選択してください。」のリストから「情報取得」を選択する
情報取得の設定項目が表示されます。
![[図データ]](FIGURE/SM080800.GIF)
ここで次の内容を設定します。
| 設定項目 |
設定内容 |
| 宛先 |
保守情報を送信するe-mailのアドレスを指定します。 |
| 発信者 |
e-mailの発信元となるe-mailのアドレスを指定します。 |
| 件名 |
メールの件名となる文字列を指定します。 |
| メールサーバ |
発信者のe-mailアドレスが所属しているメールサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。 |
| e-mailテストを行う |
e-mail通知先リストに表示されているすべてのe-mailアドレスにテストメールを送信する場合,このチェックボックスをONにします。テストメールのタイトルと本文には「Test Mail」が設定され,添付ファイルは無しとなります。
テストメールは,[OK]ボタンをクリックした時点で送信されます。 |
| 添付ファイルのサイズ最大 |
添付ファイルの最大サイズを指定します。単位はメガバイトです。32メガバイトまで指定できます。0を指定すると,サイズの制限がなくなります(32メガバイトを超えるサイズを添付できます)。デフォルトは0です。 |
- [↓リストに追加]ボタンをクリックする
e-mail通知先リストに,指定した宛先が追加されます。e-mail通知先は4個まで設定できます。追加された宛先を削除する場合は,削除する宛先を選択して[リストから削除]ボタンをクリックします。
- [OK]ボタンをクリックする
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