JP1/NETM/Client Security Control
●概要
統計データを出力する運用例を紹介します。管理者は出力した統計データをセキュリティ対策上の問題が短期的な問題なのか,あるいは長期的な問題なのかを判断する資料として利用できます。
図1-19 統計データの出力
●作業の流れ
- セキュリティポリシーを設定する。
セキュリティポリシーに基づき,判定項目(判定ポリシー)や判定結果に対するアクション(アクションポリシー)などを設定します。
- セキュリティポリシーの検討 → 「4.6 セキュリティポリシーの検討」
- セキュリティポリシーの設定 → 「6. セキュリティポリシーの管理」
- IT資産情報を収集する。
クライアントのIT資産情報が収集され,資産管理データベースで一元管理されます。
- 危険レベルを判定する。
手順3で収集したIT資産情報と手順2で設定した判定ポリシーが照合され,クライアントの危険レベルが判定されます。このとき,管理者が設定している部署単位で,危険レベルの判定が連続して実施されます。
危険レベルの判定契機には,「インベントリ情報の更新時の自動判定」,「Windowsのタスクスケジューラによる定期的な判定」,「管理者による判定」の3種類があります。
- 危険レベルの判定 → 「2.4 危険レベルの判定」
- 統計データ蓄積コマンドを実行する。
セキュリティ対策状況を統計データとして,資産管理データベースに蓄積します。
- 統計データの蓄積 → 「10.4.1 統計データを蓄積する」
- 統計データ蓄積コマンド → 「15. コマンド」の「cscstorecount(セキュリティ対策状況を統計データとして蓄積する)」
- 統計データを出力する。
確認したい統計データを検索します。検索した統計データをグラフ表示したり,CSVファイルに出力したりして対策状況を確認します。
- 統計データの検索 → 「10.4.2 統計データを検索する」
- 統計データのCSV出力 → 「10.4.3 統計データをCSV出力する」
- 統計データのグラフ表示 → 「10.4.4 統計データをグラフ表示する」
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