JP1/NETM/Client Security Control
統計データの表示条件を指定して,セキュリティ対策状況の統計データを検索できます。検索すると部署ごとの評価点,対策率,およびユーザ定義の対策率が時系列で表示されます。
- <この項の構成>
- (1) 部署ごとの統計データを検索する
- (2) 判定項目ごとの対策率を確認する
(1) 部署ごとの統計データを検索する
統計データの検索は,統計データ表示条件入力画面から実行します。
表示条件を指定して,統計データを検索する手順を次に示します。
- AIMの初期画面の業務メニューから「クライアントセキュリティ管理」−「統計データ」を選択する。
統計データ表示条件入力画面が表示されます。
図10-15 統計データ表示条件入力画面
- 統計データ表示条件入力画面で,検索条件を指定する。
統計データ表示条件入力画面の項目に,検索条件を指定します。検索は指定した項目のAND条件で実行されます。
各項目の指定内容を次の表に示します。
表10-9 統計データ表示条件入力画面の各項目の指定内容
項番 検索条件項目 指定方法 条件値のデフォルト 1 部署※1 [参照]ボタンをクリックして指定します。 − 2 部署階層※2 検索結果に表示する部署の階層を指定します。半角数字(0〜256)を指定します。 1 3 集計観点 次のどれかをドロップダウンリストから選択します。
- 「対策率」
- 「評価点」
- 「ユーザ定義の判定項目名」※3
対策率 4 集計期間(開始日〜終了日)※4 YYYYMMDDの形式で半角数字を入力します。 − 5 集計間隔※5,※6 次のどれかをドロップダウンリストから選択します。
- 「月」
- 「週」
- 「日」
月 6 週の開始日 次のどれかをドロップダウンリストから選択します。
なお,集計間隔に「週」以外を指定した場合は,非活性です。
- 「日曜日」
- 「月曜日」
- 「火曜日」
- 「水曜日」
- 「木曜日」
- 「金曜日」
- 「土曜日」
日曜日
- (凡例)
- −:該当なし
- 注※1
- 部署の[参照]ボタンをクリックすると,[部署参照]ダイアログが表示されます。ツリーから指定したい部署を選択して[決定]ボタンをクリックすると,選択した部署が指定されます。
- 注※2
- 項番1の「部署」に指定した部署を基準(0階層)として,その配下の階層を指定します。例えば,横浜支社の配下に営業本部と開発本部がある場合,検索結果に「横浜支社/営業本部」,「横浜支社/開発本部」と表示させたいときは,「部署」に横浜支社を指定し,「部署階層」に1を指定します。
- 注※3
- ユーザ定義の判定で設定した判定項目名が表示されます。
- JP1/NETM/CSC - Managerのセットアップ画面で「ユーザ定義の判定」を「集計観点に含める」に設定している場合だけ表示されます。JP1/NETM/CSC - Managerのセットアップについては「5.4.3 JP1/NETM/CSC - Managerのセットアップ」を参照してください。
- ユーザ定義の判定項目に追加した順番で最大10件まで表示されます。
- 注※4
- 日付入力支援機能による入力ができます。
- 注※5
- 「集計間隔」が月単位の場合,「集計期間」によって集計単位が短くなることがあります。
- 集計単位が短くなる場合の例を次に示します。
- 注※6
- 「集計間隔」が週単位の場合,「集計期間」および「週の開始日」によって集計単位が短くなることがあります。
- 集計単位が短くなる場合の例を次に示します。
- [検索]ボタンをクリックする。
統計データ一覧画面が表示されます。集計観点に指定した項目が「対策率」,「評価点」,または「ユーザ定義の判定項目名」かによって表示される項目が異なります。
集計観点に「対策率」を指定した場合の統計データ一覧画面を次に示します。
図10-16 「対策率」を指定した場合の統計データ一覧画面
集計観点に「評価点」を指定した場合の統計データ一覧画面を次に示します。
図10-17 「評価点」を指定した場合の統計データ一覧画面
集計観点に「ユーザ定義の判定項目名」を指定した場合の統計データ一覧画面を次に示します。
図10-18 「ユーザ定義の判定項目名」を指定した場合の統計データ一覧画面
統計データ一覧画面に表示される項目を次の表に示します。
表10-10 統計データ一覧画面に表示される項目
項番 項目 内容 1 部署 部署の名称。統計データ表示条件入力画面の「部署階層」で指定した階層分の部署名が表示されます。
集計観点に「対策率」を指定した場合,部署の名称のアンカーをクリックすると,統計データ詳細画面が表示されます。2 日付※ 統計データの日付が表示されます。
- 集計間隔に「月」を指定した場合
YYYY/MM月の形式で1ページにつき最大12か月分表示されます。
- 集計間隔に「週」を指定した場合
週の開始日で指定した曜日に応じた日付が,YYYY/MM/DDの形式で1ページにつき最大12週分表示されます。
- 集計間隔に「日」を指定した場合
YYYY/MM/DDの形式で1ページにつき最大12日分表示されます。
3 数値 集計観点に応じて「対策率」,「評価点」,または「ユーザ定義の対策率」が表示されます。
集計間隔が「月」または「週」の場合の評価点は,各集計期間内の平均値になります。
なお,統計データが存在しない場合,「−」が表示されます。
- 注※
- 日付欄が複数ページにわたる場合,ページ遷移欄のアンカーをクリックしてほかのページを表示します。各アンカーをクリックすると表示されるページを次に示します。
- 「>」:次のページが表示されます。
- 「<」:一つ前のページが表示されます。
- 「>>」:最後のページが表示されます。
- 「<<」:最初のページが表示されます。
- また,ページ遷移欄の入力領域に表示したいページを指定して[表示]ボタンをクリックすると,指定したページが表示されます。
- 注意
- 大量のデータを表示する場合,検索に失敗することがあります。検索に失敗した場合は,検索条件を絞り込んで再度検索してください。
(2) 判定項目ごとの対策率を確認する
集計観点に「対策率」を指定した場合,統計データ一覧画面で部署を選択して,判定項目ごとの対策率を時系列で確認できます。
判定項目ごとの対策率を表示する手順を次に示します。
- AIMの初期画面の業務メニューから「クライアントセキュリティ管理」−「統計データ」を選択する。
統計データ表示条件入力画面が表示されます。
- 統計データ表示条件入力画面で,検索条件を指定する。
統計データ表示条件入力画面の項目に,検索条件を指定します。集計観点には「対策率」を指定してください。なお,各項目の指定内容については表10-9を参照してください。
- [検索]ボタンをクリックする。
統計データ一覧画面が表示されます。
- 部署の名称のアンカーをクリックする。
選択した部署の対策率の推移が判定項目ごとに,統計データ詳細画面に表示されます。
図10-19 統計データ詳細画面
統計データ詳細画面に表示される項目を次の表に示します。
表10-11 統計データ詳細画面に表示される項目
項番 項目 内容 1 項目 「総合」および各判定項目が表示されます。 2 日付※ 統計データの日付が表示されます。
- 集計間隔に「月」を指定した場合
YYYY/MM月の形式で1ページにつき最大12か月分表示されます。
- 集計間隔に「週」を指定した場合
週の開始日で指定した曜日に応じた日付が,YYYY/MM/DDの形式で1ページにつき最大12週分表示されます。
- 集計間隔に「日」を指定した場合
YYYY/MM/DDの形式で1ページにつき最大12日分表示されます。
3 数値 「対策率」が表示されます。なお,統計データが存在しない場合,「−」が表示されます。
- 注※
- 日付欄が複数ページにわたる場合,ページ遷移欄のアンカーをクリックしてほかのページを表示します。表示方法は「統計データ一覧画面」と同様です。
- [詳細]ボタン
- 集計間隔に「月」または「週」を指定した場合,表示されます。[詳細]ボタンをクリックすると,ドロップダウンリストで選択した時期の判定項目ごとの対策率が,日単位で表示されます。
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