JP1/Performance Management - Analysis

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15.2 トラブル事例と対処方法

この節では,PFM - Analysisを使用しているときに発生したトラブルの対処方法を説明します。

<この節の構成>
(1) PAMDBセットアップ時またはPAMDB起動時にアプリケーションエラーが表示される

(1) PAMDBセットアップ時またはPAMDB起動時にアプリケーションエラーが表示される

PAMDBセットアップ時またはPAMDB起動時に「アプリケーションを正しく初期化できませんでした。」という内容のアプリケーションエラーが表示された場合,OSのデスクトップヒープが不足している可能性があります。デスクトップヒープの値を変更する手順を次に示します。

注意事項
レジストリーエディターは,使い方を誤ると問題が発生することがあるため,十分注意して変更してください。
 

  1. PFM - Analysisのすべてのサービスを停止する。
  2. レジストリーエディターを使用して,非対話型デスクトップ(サービス)のデスクトップヒープのレジストリー値を修正する。
    レジストリーキー
    HKEY_LOCAL_MACHINE
      +SYSTEM
        +CurrentControlSet
          +Control
            +Session Manager
              +SubSystems
    レジストリー値
    Windows

    %SystemRoot%\system32\csrss.exe ObjectDirectory
    =\Windows SharedSection=1024,3072,512
      …
    Windows=On SubSystemType=Windows ServerDll=basesrv,1
    ServerDll=winsrv:UserServerDllInitialization,3
    ServerDll=winsrv:ConServerDllInitialization,2
    ProfileControl=Off MaxRequestThreads=16
     
    デスクトップヒープの値は,SharedSectionの3番目のパラメーターです(下線部)。3番目のパラメーターが省略されている場合は,2番目のパラメーターの値がデスクトップヒープに割り当てられます。下線部を,1024に変更してください。変更しても不足する場合は,さらに大きい値を指定してください。
    なお,デスクトップヒープの値は,システム全体で最大48メガバイトです。大きな値を指定すると,ほかのプログラムが起動できなくなるおそれがあります。
  3. OSを再起動する。

各Windows Stationで使用するデスクトップヒープの量を簡単に調べることができないため,ご使用の環境に合わせて調整してください。

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