JP1/Performance Management - Analysis
WindowsでのPFM - Analysisの起動および停止は,サービスから行います。
- <この項の構成>
- (1) PFM - Analysisのサービス一覧
- (2) サービスの自動起動の設定
- (3) WindowsのコマンドやJP1/Baseからの起動
PFM - Analysisのサービスを,プログラムごとに表に示します。PFM - Analysisのサービスは,デフォルトでは,アカウントは「システム」になっています。起動方法は,PAM - PAMDBとHitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2は「自動」,それ以外のサービスは「手動」になっています。なお,上書きインストールの場合は,それまでの設定が継続されます。Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2がほかのプログラムによってインストールされている場合にも,それまでの設定が継続されます。
表4-1 PFM - Analysis Managerのサービス一覧
サービス名 機能 PAM - Analyze 分析デーモンです。メトリックを分析するサービスです。Bottleneck Analyzerでメトリックを参照したり,分析したりする場合に起動している必要があります。 PAM - Collect 収集デーモンです。メトリックを収集するサービスです。メトリックを収集する場合に起動している必要があります。 PAM - Define 設定デーモンです。PFM - Analysisの設定をするサービスです。Definerで監視システム構成を定義する場合に起動している必要があります。 PAM - PAMDB PAMDBを利用するためのサービスです。PFM - Analysis Managerを使用する場合に起動している必要があります。 PAM - PAMDB Cluster Service クラスタ環境で運用するためのサービスです。クラスタ環境で運用する場合に起動している必要があります。 Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2 統合トレース機能を利用するためのサービスです。PFM - Analysis Managerを使用する場合に起動している必要があります。 表4-2 PFM - Analysis Adaptorのサービス一覧
サービス名 機能 PAM - SSO Adaptor SSOアダプター。JP1/SSOでメトリックを収集するためのサービスです。JP1/SSOを採取ツールにしている場合に起動している必要があります。 PAM - PFM Adaptor PFMアダプター。PFMでメトリックを収集するためのサービスです。PFMを採取ツールにしている場合に起動している必要があります。 Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2 統合トレース機能を利用するためのサービスです。PFM - Analysis Adaptorを使用する場合に起動している必要があります。 表4-3 PFM - Analysis Viewのサービス一覧
サービス名 機能 Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2 統合トレース機能を利用するためのサービスです。PFM - Analysis Viewを使用する場合に起動している必要があります。 各サービスを手動で起動する場合,PAM - Analyze,PAM - Collect,PAM - Defineを起動する前に,Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2およびPAM - PAMDBを起動しておく必要があります。クラスタ環境では,PAM - PAMDB Cluster Serviceサービスも起動しておく必要があります。また,PAM - SSO AdaptorまたはPAM - PFM Adaptorを起動する前に,Hitachi Network Objectplaza Trace Monitor 2を起動しておく必要があります。
各サービスをマシン起動時に自動的に起動させたい場合は,次の「(2) サービスの自動起動の設定」でサービスのスタートアップの種類を「自動」と設定してください。
PFM - Analysisの各サービスをシステムの起動と同時に自動起動させる場合,次の手順で設定をしてください。
- Windowsのコントロールパネルから[管理ツール]−[サービス]を選択する。
- PFM - Analysisのサービスを右クリックし,ポップアップメニューから[プロパティ]を選択する。
- プロパティダイアログボックスの[スタートアップの種類]で[自動]を選択する。
(3) WindowsのコマンドやJP1/Baseからの起動
Windowsのnet startまたはnet stopコマンドを使用して,サービスを起動または停止できます。また,JP1/Baseの起動管理機能を使用して,サービスを起動させることもできます。このような起動/停止方法を設定する場合には,サービスの制御名を指定します。サービスと制御名の対応を,次の表に示します。
サービス名 指定する制御名 PAM - Analyze JP1PAM_Analyze PAM - Collect JP1PAM_Collect PAM - Define JP1PAM_Define PAM - SSO Adaptor JP1PAM_SSO_Adaptor PAM - PFM Adaptor JP1PAM_PFM_Adaptor PAM - PAMDB HiRDBEmbeddedEdition_JP0 PAM - PAMDB Cluster Service HiRDBClusterService_JP0 JP1/Baseの起動管理機能については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- Windows 2008でコマンドラインから起動する場合の注意事項
- ユーザアカウント制御(UAC)機能が有効な場合,Administrators権限を持つユーザでもAdministrator以外のユーザでは,net start, net stopコマンドの実行が失敗することがあります。この場合,次のどちらかの手順でコマンドを実行してください。
- AdministratorでWindows 2008にログインしてから,コマンドを実行する。
- [コマンドプロンプト]を右クリックし,「管理者として実行」を選択してから,コマンドを実行する。
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