JP1/Performance Management - Agent Option for Enterprise Applications
SAPシステムのCCMSアラート情報を抽出する方法および出力例について説明します。
CCMSアラート情報を抽出するには,CCMS Alert Monitor Command(PD_ALMX)レコードのパフォーマンスデータをStoreデータベースに格納するように設定します。CCMS Alert Monitor Command(PD_ALMX)レコードのパフォーマンスデータを収集するごとに,CCMSアラート情報が自動的に抽出されます。前回のレコード収集時刻をタイムスタンプファイルに記録し,この時刻よりもあとに発生したCCMSアラート情報だけを抽出します。SAPシステムのCCMSアラート情報は,デフォルトでは,次のテキストファイルに出力されます。
運用環境 CCMSアラート情報格納ファイル Windows インストール先フォルダ\agtm\agent\インスタンス名\log\ALERT Windows(論理ホスト運用の場合) 環境ディレクトリ※\jp1pc\agtm\agent\インスタンス名\log\ALERT UNIX /opt/jp1pc/agtm/agent/インスタンス名/log/ALERT UNIX(論理ホスト運用の場合) 環境ディレクトリ※/jp1pc/agtm/agent/インスタンス名/log/ALERT
- 注※
- 環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。
CCMS Alert Monitor Command(PD_ALMX)レコードには,処理結果が格納されます。
CCMS Alert Monitor Command(PD_ALMX)レコードについては,「9. レコード」を参照してください。
SAPシステムのCCMSアラート情報を抽出する流れを次の図に示します。
図6-2 CCMSアラート情報を抽出する流れ
- <この節の構成>
- 6.2.1 セットアップ
- 6.2.2 出力例
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