JP1/Performance Management - Agent Option for Enterprise Applications
PFM - Agent for Enterprise Applicationsで,CCMSの警告モニター内で発生する警告(アラート情報)を定期的にテキストファイルに出力できます。PFM - Agent for Enterprise ApplicationsのCCMSアラート情報抽出機能を使用すると,次のようなCCMSアラート情報をテキストファイルに出力できます。
- アラートID
- アラートに関連づけられているMTEのID
- アラートの重要度
- 一般プロパティ
- メッセージ
テキストファイルに出力されたCCMSアラート情報は,ほかのプログラムと連携することで,SAPシステムの障害情報の監視に利用できます。ここでは,JP1/BaseとJP1/IM - Viewとの連携による障害監視の例を説明します。
JP1/Baseのログファイルトラップ機能を使用すると,CCMSアラート情報をJP1イベントに変換できます。このJP1イベントをJP1/IM - Viewから監視することで,SAPシステムの障害情報をJP1/IM - Viewから監視できるようになります。
JP1/BaseおよびJP1/IM - Viewと連携してSAPシステムの障害を監視する例を,次の図に示します。
図6-1 JP1/BaseおよびJP1/IM - Viewと連携してSAPシステムの障害を監視する例
- 注意事項
- PFM - Agent for Enterprise ApplicationsがCCMSアラート情報を出力するテキストファイルは,一定の容量に達すると先頭から再びデータを上書きする形式のラップアラウンドファイルであり,ファイルの先頭に管理情報として1行のヘッダーがあります。そのため,JP1/Baseのログファイルトラップ機能を使用して本ファイルを監視する場合には,ログファイルトラップ機能の動作定義ファイルに下記のパラメーターを指定してください。
FILETYPE=WRAP1 HEADLINE=1
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.