JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response
機能
IMAP4(PI_IMP4)レコードには,IMAP4サービスに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目 デフォルト値 変更可否 Collection Interval 360 ○ Collection Offset 0 ○ Log No ○ LOGIF 空白 ○
ODBCキーフィールド
PI_IMP4_MSR_COND_ID
ライフタイム
なし
レコードサイズ
- 固定部:681バイト
- 可変部:380バイト
フィールド
View名
(Manager名)説明 要約ルール 形式 デルタ データソース Data Transfer Time
(DATA_TRANS_TIME)データ転送時間(秒)。図9-6の(7)。 AVG double No Probe Daemon Deletion Time
(DELETION_TIME)削除時間(秒)。図9-6の(8)。 AVG double No Probe Daemon DNS Time
(DNS_TIME)DNS時間(秒)。図9-6の(4)。 AVG double No Probe Daemon Download Count
(DOWNLOAD_COUNT)取得したメール数(通)。 AVG double No Probe Daemon IMAP Time
(IMAP4_TIME)IMAP4時間(秒)。図9-6の(3)。 AVG double No Probe Daemon Preprocessing Time
(PRE_PROCESS_TIME)前処理時間(秒)。図9-6の(6)。 AVG double No Probe Daemon Setup Time
(SETUP_TIME)セットアップ時間(秒)。図9-6の(2)。 AVG double No Probe Daemon TCP Connection Time
(TCP_CON_TIME)TCP接続時間(秒)。図9-6の(5)。 AVG double No Probe Daemon Throughput
(THROUGHPUT)メール取得のスループット(ビット/秒)。総メールサイズおよびデータ転送時間によって決まる。 AVG double No Probe Daemon Total Amount of Data
(TOTAL_DATA_SIZE)IMAP4プローブと計測対象サーバがTCPコネクション上でやり取りした総データ量(バイト)。 AVG double No Probe Daemon Total Response Time
(TOTAL_RESP_TIME)総応答時間(秒)。図9-6の(1)。 AVG double No Probe Daemon Total Size of Email
(TOTAL_EMAIL_SIZE)取得したメールサイズの合計(バイト)。 AVG double No Probe Daemon IMAP4シーケンスを次の図に示します。
図9-6 IMAP4シーケンス
IMAP4の動作環境および注意事項
IMAP4プローブは,指定されたユーザーあてに届いたメールの受信が完了するまでに掛かった時間を計測します。
IMAP4の動作環境および注意事項について,次に説明します。
メールサイズ
IMAP4プローブでのメールサイズは,受信するヘッダーと本文を合わせたメール全体のサイズです。取得するメールサイズの上限値は特に制限しません。
メールの削除
IMAP4プローブは,INBOXにある新着メールを取得します。削除実行を指定すると,INBOXにあるメールはすべて削除されます。次回計測時には計測メール数が0に対する計測をすることになるため,次回計測の前に再度,計測用メールを送信してください。
削除方式
IMAP4でのメールの削除方式には,論理的な削除と物理的な削除の2種類があります。このうち,IMAP4プローブでのメール削除は,物理的な削除を行います。これは,SMTPプローブなどが定期的に送信するメールをIMAP4プローブで受信する場合に,メールが蓄積しないようにするためです。
準拠するRFC
- RFC1733:DISTRIBUTED ELECTRONIC MAIL MODELS IN IMAP4
- RFC2060:INTERNET MESSAGE ACCESS PROTOCOL - VERSION 4rev1
- RFC2683:IMAP4 Implementation Recommendations
- RFC2822:Internet Message Format
RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。
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