JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response
PFM - Managerが停止すると,Performance Managementシステム全体に影響があります。
PFM - Managerは,各ノードで動作しているPFM - Agent for Service Responseのエージェント情報を一括管理しています。また,PFM - Agent for Service Responseがパフォーマンス監視中にしきい値を超えた場合のアラームイベントの通知や,アラームイベントを契機としたアクションの実行を制御しています。このため,PFM - Managerが停止すると,Performance Managementシステムに次の表に示す影響があります。
表5-1 PFM - Managerが停止した場合のPFM - Agent for Service Responseへの影響
プログラム名 影響 対処 PFM - Agent for Service Response PFM - Agent for Service Responseの動作中に,PFM - Managerが停止した場合,次のように動作する。
- パフォーマンスデータは継続して収集される。
- 発生したアラームイベントをPFM - Managerに通知できないため,アラーム定義ごとにアラームイベントが保持され,PFM - Managerが起動するまで通知をリトライする。保持しているアラームイベントが三つを超えると,古いアラームイベントは上書きされる。また,PFM - Agent for Service Responseを停止すると,保持しているアラームイベントは削除される。
- PFM - Managerに通知済みのアラームステータスは,PFM - Managerが再起動したときに一度リセットされる。その後,PFM - ManagerがPFM - Agent for Service Responseの状態を確認したあと,アラームステータスは最新の状態となる。
- PFM - Agent for Service Responseを停止しようとした場合,PFM - Managerに停止することを通知できないため,停止に時間が掛かる。
PFM - Managerを起動する。動作中のPFM - Agent for Service Responseはそのまま運用できる。ただし,アラームが期待したとおり通知されない場合があるため,PFM - Manager復旧後に,PFM - Agentの共通メッセージログに出力されているメッセージKAVE00024-Iを確認すること。 PFM - Managerが停止した場合の影響を考慮の上,運用方法を検討してください。なお,トラブル以外にも,構成変更やメンテナンスの作業などでPFM - Managerの停止が必要になる場合もあります。運用への影響が少ないときに,メンテナンスをすることをお勧めします。
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