JP1/File Transmission Server/FTP（UNIX(R)用）

付録H　最大同時伝送数変更後の履歴情報削除ツール

ftsutilコマンドで最大同時伝送数を変更後JP1/FTPデーモンを起動すると，履歴情報を初期状態に戻します。

このため，履歴情報の大きさによっては，JP1/FTPデーモンの起動に時間が掛かる場合があります。最大同時伝送数変更後の履歴情報削除ツールは，JP1/FTPデーモンの起動で行う初期化処理を前もって行うツールです。JP1/FTPデーモンの起動前に本ツールを実行することで，JP1/FTPデーモンの起動時間は通常と同等になります。

最大同時伝送数変更後の履歴情報削除ツールは，履歴情報ファイルの次のファイルを削除します。履歴情報ファイルについては，「付録A ファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。

• 履歴ファイル
• プロトコルトレース
• モジュールトレース
• 履歴管理情報

＜この節の構成＞

(1)　ツールの実行

(2)　注意事項

(1)　ツールの実行

ツール名：ftsprestart.sh

パス：/opt/jp1_fts/lib/script

使用例：

    # /opt/jp1_fts/lib/script/ftsprestart.sh
    Is it OK to delete the log information files? y※
    Deletion will now start.
    Do not start the JP1/FTS server until deletion has ended.
    Deletion has ended.

注※

続行する場合はyを入力します。y以外を入力した場合，ツールを中断します。

(2)　注意事項

• スーパーユーザで実行してください。
• 必ずJP1/FTPデーモンを停止してから実行してください。
• 削除中はJP1/FTPデーモンを起動しないでください。
• 削除するファイルサイズによっては削除に時間が掛かる場合があります。
• 実行後は履歴情報を復元できません。必要な場合はバックアップを保存してから実行してください。バックアップについては，「3.7 定義情報の保存・復元」を参照してください。

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